“アイドル”永瀬廉を知らなくても表現が届く
ジャニーズの人たちはアイドルを専門職としながら俳優としても才能を発揮する人が多い。求められるアイドル特有の本人の魅力ありきで役を演じることも少なくない。
永瀬の場合はあくまでも役に徹して、そこにかすかに本人の個性ものぞかせているような印象で、まず役が伝えようとしている情報を適切に表現する。
そのためアイドル永瀬廉をたとえ知らなくても表現が届く。とてもクレバーな演技だと感じる。
「あさイチ」で共演者たちの似顔絵を披露して、独特の味わいのある絵であったが、対象の特性を見栄えの良い悪いに関係なく、目に見えたものを冷静に描き出していて、そこにも永瀬廉のクレバーさを感じた。
それでいて、「おかえりモネ」第39回では、亡き母のカラオケの十八番を歌うときのマイクを持っているかのような左手と、右手のポーズの決まり方は堂に入っていてさすが。
永瀬廉、なかなかの逸材ではないだろうか。今後の「おかえりモネ」における亮の動向にも期待している。
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