中村倫也、神木隆之介からの絶大な信頼に「僕のキャスティングの理由は、隆と仲が良いからみたいで(笑)」<100日間生きたワニ>
神木隆之介「倫くんだったから気を遣わずに出来ました」
また、監督が“コンビニの前のシーン”がアドリブであったことを明かすと、中村が「そうだ、クレーム入れなきゃ(笑)」と反応。何パターンが収録したにもかかわらず、どれも使われていなかったと話した。
監督から「最初は(演者に任せて)むちゃくちゃに自由にやってもらったのを見てから、少し整えたのを使っていて」と説明されると、中村も「3人のうち2人(中村、木村)がむちゃくちゃやるタイプの役者ですからね(笑)」と納得の様子で頷いた。
続けて、監督が「そのシーンは僕らが書いたセリフではなく、みなさん(演者)から出てきた言葉なので注目してください」とアピールし、神木も「どのアドリブが、どう使われるんだろうっていうのは楽しみで仕方なかったです」と言葉を重ねた。
さらに、神木が「“最初のシーン”で(中村と)2人でセリフを言うところがあって、幼なじみっぽいちょっとした気だるさというか、言葉をはしょっても伝わる信頼関係が見えないといけなかったので、そこは倫くんだったから気を遣わずに出来ました」と再び中村を絶賛。
その言葉を受けた中村は「僕のこのキャスティングの理由は、隆と仲が良いからみたいで(笑)。それだけで決めたとネットに書いてありました(笑)」とわざとブラックジョークを飛ばす。
監督が「違う違う、それも理由の1つではありますけど(笑)」と訂正するシーンが見られるなど、関係性を築いたうえでのやりとりに終始笑いの溢れた舞台挨拶となった。
取材・文=原千夏