神木隆之介「僕自身に“ワニ”と同じストーリーがあるんです(笑)」 主人公との共通点を熱弁<映画「100日間生きたワニ」>
さらに、映画内で定期的にラーメンを食べにいくシーンがあることから“定期的に欲しくなるもの”をいう質問が出ると、ここでも神木は“ゲーム好き”を発揮。
「定期的というより、いつも、毎日なんですけど、ゲームのコントローラーです(笑)。ゲームのサントラを聞くのも好きで、BGMを聞くと“今どこで戦ってる”とか“どこを走ってる”とか、だいたいのシーンが分かるんです。音楽を聞きながら脳内で指が勝手に動いてしまって」と熱中ぶりを吐露。
「面白いのがコントローラーを持っていると無意識に指に指が動くんです。考えると“どこで技を出してたっけ?”となるけど、コントローラーを持つと考えずに出来る。人って、無意識を意識化しようとすると分からなくなっちゃうんだなってことを学びました」
熱っぽく語る神木に対し、中村が冷静に「大変良い話でしたね、深い、哲学、禅問答」と淡々と返すと、神木は「感情が入ってない、知ってる単語を言っただけでしょ!?」と応戦。
続けて、中村が「バナナマンのコントライブかな。たとえば午前中に家にいられる時とか自然とディスクを入れていますね。コントのセリフだったり音を聞いているだけで“今ここだ”って分かるんです。だんだん指が動いて」と、神木の回答に被せて発言。
神木が「なんで指動くの!」とツッコミをいれるなど、同映画内で幼なじみを演じた息ぴったりの掛け合いに、会場からは笑いがこぼれた。
取材・文=原千夏