杉咲花コメント
――原作を読んでの感想は?
二人が少しずつお互いのことを知りながら、不器用に引かれあっていく姿がコミカルに描かれる中で、「普通ってなんだろう?」ということを問いかけている作品で、すごくリアリティーを感じました。胸がキュンとしたり、思わず笑ってしまったり、応援したくなるような描写もありつつ、共感できるポイントもたくさんある作品だと思います。
――ユキコという主人公をどう感じましたか? ご自身との共通点はありましたか?
とてもピュアな人だと思いました。恋に対して臆病になってしまっているユキコが、森生からのアプローチに強気で反応しながらも実は動揺してしまっているという姿はとてもかわいらしくて、クスッと笑ってしまうようないとおしさのある人だなと感じました。
共通点は、自分が身につけるものにこだわったり、それを楽しんでいるところです。また、不器用でうまく伝えられない部分もありながら、基本的には自分の感情に正直で、嘘をつかない素直なところに魅力を感じました。
――ユキコの恋の相手となる森生についてはどんなキャラクターだと感じましたか?
「海は広い! 犬はかわいい! ユキコさんが好き!」みたいな…。感情のホームランを常に打ち続けているような真っすぐさが憎めないなと感じ、とても好きなキャラクターです。
――今作のタイトルはズバリ「恋です!」。杉咲さんご自身をひと言で表すと「〇〇〇です!」には何が入りますか?
「ごはんが好きです!」料理をすることも食べることも好きで、生きる楽しみです(笑)。一日の中でごはんを食べる時間が一番好きです。好きなメニューは豚しゃぶで、自分でもよく作ります。
――最後に、この作品を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
一見交わることのなさそうな二人が引かれあっていく姿にキュンとしたり、ハラハラさせられたり、思わず笑ってしまったり。そして、自分にとってのコンプレックスだと感じていたものすらも、なんだかいとおしく感じられる瞬間があるような、観てくださる方にとって勇気づけられるような作品になったらいいなと思っています。ぜひ、楽しみにしていただけたらうれしいです。
10月スタート
毎週水曜夜10:00-11:00
日本テレビ系にて放送
原作:「ヤンキー君と白杖ガール」(うおやま/KADOKAWA)
脚本:松田裕子
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:森雅弘、小田玲奈、鈴木香織(AX-ON)
演出:内田秀実、狩山俊輔