比嘉愛未主演のドラマ「推しの王子様」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第1話が7月15日に放送された。比嘉が演じるのは乙女ゲームを手がけるベンチャー企業の社長・泉美。自身が生みだしたゲームに登場するキャラクターが理想の“推し”である泉美のせりふが“推し”がいる視聴者の心に刺さり、Twitterのトレンド1位を獲得した。(以下、ネタバレがあります)
主人公・泉美の“推し”がいることへの思いに共感集まる
本作は、乙女ゲームを制作するベンチャー企業の社長・泉美が、ゲームのキャラクターにそっくりな航を理想の男性に育てるため奮闘する“逆マイ・フェア・レディ”な日々を描くロマンティックコメディー。
泉美はかつて保険会社で働き、夢もやりたいこともない退屈な毎日だったが、友人に教えてもらった乙女ゲームに心を奪われ、ゲーム会社に転職。その後、最高の乙女ゲームをいちから作り上げるために起業したのだった。第1話では、そんな泉美の“推し”への熱い思いが注目された。
自分の理想を詰め込んだキャラクター、ケント様に夢中の泉美。それは日々の活力になっていて、次回作の開発資金への協力を求め、一度は断られた大手アウトドアメーカーの社長・水嶋(船越英一郎)に直談判する行動力へとつながる。
「推しがこの世に存在するだけでどんなに自分の人生が豊かになることか。推しは私たちに生きる力をくれます。喜びをくれます。推しがいることで人生に夢を持てたりするし、推しに見合う人間になろうなんて思ったりもするんです。もちろん、推しの隣を歩けるようになるわけじゃないですけど。同じ時代に生まれただけで幸せなんです」
出資することへのメリットを自身の経験を踏まえて力説した泉美。水嶋も興味を持ったようだったこの言葉は、 “推し”がいる視聴者に大いに刺さり、「わかりみが深すぎる」「共感しかない」といった声が相次いだ。
比嘉が醸し出す社長としての凛とした雰囲気と、時に見せるコミカルさや推しのいるギャップも好評だった。