7月15日に新感覚デジタルアート展「巨大映像で迫る五大絵師 −北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界−」のプレス発表会が東京の大手町三井ホールで行われ、アンバサダーに就任した尾上松也、監修を務める小林忠氏、建仁寺の浅野俊道氏が登場。また、プレス発表会後に尾上は囲み取材に応じ、感想や作品への思いを語った。
同展は、葛飾北斎、歌川広重、俵屋宗達、尾形光琳、伊藤若冲の代表作を超高精細デジタル映像や音楽で再現し、巨大スクリーンなどで鑑賞できる新感覚のデジタルアート展。
アンバサダーを務める尾上は、巨大映像を見た感想を聞かれると「大画面で見る迫力、美しさに本当に息が止まるような感じがしました。すごいなと思ったのは、大画面で詳細に見られることは当時の絵師の皆さんは想像してなかったはずなのですが、これだけの大きさになっても、どれだけ繊細に描かれていたのかということがよく分かりました。また、これだけの大きさになってもずっと見ていられるというのは、改めて五大絵師の作品の素晴らしさ、すごさを実感致しました」とコメント。
続けて、日本の美術と歌舞伎との共通点について「形は違いますが、当時を生きていた方々の魂とか風景を継承して、現代を生きている皆さんに見ていただいているので、絵も歌舞伎も先人たちの魂を受け継いでいくことは一緒なのかなと思います。今もこうして僕たちの胸を震わしてくれるのは、情熱や魂は時代関係なく、伝わるものなのだなと感じました」と答えた。
【公式サイト】https://faaj.art/2021tokyo/
会期:2021年7月16日(金)~9月9日(木)
会場:大手町三井ホール
観覧料:一般 2,000円 / 大学生・専門学生 1,500円 / 中学生・高校生 1,000円
※満70歳以上、小学生以下、障がい者の方(添付者原則1名まで)は入場無料