<WHY@DOLL>結成10周年で1日限りの復活ライブを開催!“新曲”も初披露
このライブはまた、2019年までの曲を再演するだけにとどまらなかった。中盤で、まさかの書き下ろし「Don't turn around anymore」が披露されたのだ。作詞を青木千春と浦谷はるなが合作し、作曲は浦谷が1人で手掛けた。編曲はWHY@DOLLサウンド・メイキングの核といってよい吉田哲人が担当している。
この曲が入ったことで、ライブの現在感、特別感は格段に増した。MCでも話題に出たが、この日、初めてWHY@DOLLのライブを体験する新規ファンも会場にいた。関心を持った時にはもう活動を休止していて、今回、ようやく本物を見ることができたらしい。うれしかっただろうと思う。素晴らしいではないか。話はそれるが自分がディープ・パープルやザ・フーのファンになったとき、もうグループは解散していた。が、幸いなことに再結成され、わくわくしながら彼らのライブに足を運んだことを覚えている。
WHY@DOLLサウンドは呼吸を続け、その良質な響きはタイムレスに新規ファンの心を捉え続けるに違いない。
この「WHY@DOLL One night only live~思い出のページを開いて~」のソフト化は現在のところ予定されていないが、9月22日(水)夜9時15分までVeats SHIBUYA LIVE CHANNELでアーカイブ視聴ができる。
<セットリスト>
M1 曖昧MOON
M2 Mr. boyfriend
M3 shu-shu-star
M4 マホウノカガミ
M5 ベクトル
M6 clover
M7 Magic Motion No.5
M8 ラブ・ストーリーは週末に
M9 夜を泳いで
M10 Dreamin' Night
M11 Don't turn around anymore
M12 恋なのかな?
M13 Tokyo Dancing
M14 ケ・セラ・セラ
M15 Show Me Your Smile
M16 It's all right!!
M17 菫アイオライト
◆取材・文・撮影=原田和典