現在放送中の連続テレビ小説「べっぴんさん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)が、3月27日(月)より最終週に突入する。
ヒロイン・すみれ(芳根京子)をはじめ、穏やかでのんびりとしたキャラクターが多い本作。その中で異彩を放っていたのが、すみれの親友である小澤良子(百田夏菜子)の息子・龍一だ。
龍一は大学を中退して放浪の旅に出た後、7年後に突然帰国。やがて喫茶店「世界の料理 レリビィ」を開き、世界各国で味わってきた料理を再現してみんなを楽しませるようになる。
今回、そんな龍一を演じる森永悠希にインタビューし、クランクアップを迎えた感想や、森永が思う本作の“べっぴん(=特別な品)”ポイントを聞いた。
──まずはクランクアップを迎えた心境をお聞かせください。
「やり切った!」という気持ちもありますが、小澤家がすてきだったので、やはり寂しくもあります…。
──龍一を演じる上で、心掛けていた点はありますか?
とにかく「振り切ること」ですね。 あと、龍一はすぐに余計なことをしますが、嫌な人に見えてしまわないように気を付けていました!
──森永さんご自身は、料理はお好きなのですか?
はい、好きです! 龍ちゃんほどの腕前ではありませんが、一人暮らしをしているので、よく自炊しますよ!
──ところで、さくら(井頭愛海)と健太郎(古川雄輝)が結婚し、2人の間には子どもも生まれました。龍一はそんな幼なじみの2人を、どのように見守っているのでしょうか?
勝手に親戚のおじさんの気分になっていると思います(笑)。だからこそ、さくらたちにしてあげられることは何でもしてあげたいって、当然のように思っているんだと思いますね。昔からですけど、意外と義理堅いんです。龍ちゃんって!(笑)
──共演者との思い出で、特に心に残っているものは何ですか?
田中要次さんと一緒に、母親役の百田さんに“プチドッキリ”を仕掛けたことです!
「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」(テレビ東京系ほか)に出演していた時にアイドルの衣装を着て踊っていたのですが、その映像を百田さんに見せたんです。そうしたら僕もアイドルだと信じちゃったみたいで、「言ってくれればいいのに!」って言われました(笑)。
──本作に出演した反響はありますか?
街中で「龍ちゃん!」と声を掛けられることが多くなりました(笑)。「べっぴんさん」を通して、僕のことを知ってくれた方も多いと思います。これからももっとたくさんの方に見てもらえるように、頑張っていきたいですね!
──「べっぴんさん」はいよいよ最終週を迎えます。森永さんから見た「べっぴんさん」の魅力、そして視聴者・読者の方へのメッセージをお願いします。
この作品の登場人物は、それぞれ違った悩みを抱えて、その都度乗り越えていきました。そういう姿を見て共感したり救われたりした方は、親の世代にも子の世代にもたくさんいると思います。そこが「べっぴんさん」の魅力かなと思っています。
最終回が近づいていますが、龍一を含め、独り者がまだ数名います…(笑)。そのあたりを、「どうするの?」と気にしながら見ていただけるとうれしいです!