4月期のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で、とわ子(松たか子)のクールな娘・唄役として注目された豊嶋花。14歳にして、芸歴はすでに13年。そんな彼女が映画「都会(まち)のトム&ソーヤ」(7月30日[金]公開)に出演。カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した「万引き家族」で一家の長男役を演じた城桧吏と、スターダストプロモーションのオーディションで男子グランプリを受賞し、本作が映画初出演となる酒井大地の凸凹中学生コンビと共に、リアルRPGゲームに挑む“熱血ヒロイン”堀越美晴を演じる。
――ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の唄と、「都会のトム&ソーヤ」の美晴は、ぜんぜん印象が違う役柄ですね。
そうですね。でも私自身は、家ではいつも唄みたいな感じです(笑)。
――そうなんですね。「大豆田とわ子と三人の元夫」は、芸歴が長い豊嶋さんにとっても印象的な作品だったのでは?
はい、本当に。近年は学園モノや同年代の役者さんとの共演が多かったのですが、「大豆田とわ子~」は、周りが全員大人で、同世代が一人もいない状況で。でも本当に楽しかったです。
――しかも、クセ強の大人たちばかりで(笑)。
そうなんです(笑)。私の3人のお父さん役、松田龍平さん、角田晃広さん、 岡田将生さんは優しいし、面白いけれど、それぞれ天然な部分もある方たちでした!
友達が見たら「全然違うじゃん!」って言われそうで、恥ずかしいです(笑)
――そして今回、「都会のトム&ソーヤ」では、普段は平凡な中学生なのに人並外れたサバイバル能力と持つ内藤内人(城桧吏)、学校一の秀才にして御曹司の竜王創也(酒井大地)の凸凹コンビと一緒にリアルRPGゲームの世界で奮闘する、女子中学生、堀越美晴を演じています。本作の魅力を教えてください。
内人や創也、時には美晴と一緒に冒険してるような臨場感を味わいながら、謎解きもできるところです。子どもから大人まで楽しんでいただける作品になっていると思います。
――美晴はしっかりものだけど、ときどき天然でおっちょこちょい、内人の幼馴染という役柄ですが、豊嶋さんから見て、どんな子ですか?
すごくおっとりしているけれど、真面目でまっすぐで、決めたことはきちんとやる、芯の強い子です。でも、ちょっと抜けているところもあるかな(笑)。「かわいいなぁ」と思いました。
――ご自身と似ている所はありましたか?
正直言うと、あまりなくて(笑)。「決めたことはきちんとやる」というところくらいかな? 普段の私は話し方もサバサバしているので、友達が見たら「全然違うじゃん!」って言われそうで、恥ずかしいです(笑)。
――メガネの役は、初めてですよね。
そうなんです! 家ではいつもメガネなんですけれど、メガネ姿を見せたことはなかったですね。