朝ドラヒロインは芳根京子から有村架純へ バトンタッチセレモニー
朝の連続テレビ小説(毎週月~土朝8.00-8.45ほか、NHK総合ほか)で、恒例のバトンタッチセレモニーが行われ、芳根京子と有村架純が登場した。
芳根は、4月1日(土)に最終回を迎える「べっぴんさん」の主人公・すみれ役。戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子ども服作りにまい進する女性を熱演してきた。
一方、有村は4月3日(月)からスタートする「ひよっこ」のヒロインで、集団就職によって茨城から上京し、自らの殻を破って成長していくみね子を演じる。
会見に登壇した有村は、芳根に「撮影中にお会いしたときは少しお疲れの様子だったので、無事にクランクアップしたと聞いたときは、涙が出そうになりました」と、ねぎらいの言葉を掛けた。
芳根は、「もうバトンを渡す時が来てしまったのか、と泣きそうな気持ちです。でも、1年間、本当に貴重で大きな経験をさせていただきました」と大役を務めてきた日々に胸を張った。
セレモニー中には、これも恒例となったプレゼント交換も行われた。
芳根は「べっぴんさん」の舞台にちなみ、神戸ビーフを贈呈。農家が丹精込めた“べっぴん(=特別な品)”に有村は、「まさか、お肉をもらえるとは…」と驚きながらも、「スタミナがつきそうです」と笑顔を見せた。
有村から芳根へは、有村が自身で収穫した米をはじめ、野菜・魚といった茨城産の“ぜっぴん”が送られた。これに芳根は、「朝ご飯にお米を炊きながら、『ひよっこ』を見ます!」と語っていた。
間もなく最終回と初回を迎える両作品。
芳根は、「孫も大きくなりますし、紀夫(永山絢斗)さんとの夫婦の形や、仕事から離れて暮らすキアリスのみんな…すべてが見どころなので、見届けてください」と最後のアピール。
有村は、「まだまだと思っていたら、もう間もなくスタートです。毎日楽しくて現場の雰囲気もとてもいいので、みんなの作品への思いが視聴者の皆さんに届けばと思います」と、こちらも放送を心待ちにしていた。