志田未来、伊野尾慧主演ドラマで初の小学校教師役に挑む!「先生役ができる歳になったんだ」<准教授・高槻彰良の推察>
温水洋一インタビュー
――オファーが来たとき&台本を読んだ感想は?
オトナの土ドラは2年前の「ミラー・ツインズ」以来。今回の作品は「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ」シリーズ第3弾ということで、面白くなりそうだなと思ったのが第一印象でした。
第1話に出てくるコックリさんは僕も子供の頃、本当に怖いと思っていたし、霊につかれるとか、たたりというものを信じていました。生徒がコックリさんをするシーンを読んでは「こんな感じだった!」と思い出したり、高槻の謎解きに「なるほどなぁ」と思ったり、大人になって改めてコックリさんのことを考えましたね。
――真鍋和夫という役について教えてください。
私が演じる真鍋は、第四小学校の副校長で、コックリさん騒動が大事にならないか心配している人です。これまで普通の先生や学年主任などは演じたことがありましたが、副校長は初めてですね。
衣装合わせのときに監督がおっしゃっていたのは、ドラマを見ている人に「この人(真鍋)も、この学校も何か怪しい」と思わせたいということ。なので、高槻と尚哉を校門で迎える真鍋の態度や、5年2組の教室まで廊下を歩きながら案内するシーンでは照明も怪しげな雰囲気で「とんでもないところに来たな」という、ちょっとした恐怖感を感じてもらえると思います。
――本作の「異能を持つ凸凹バディ」にかけて、ご自身の“人より優れた才能”とは?
自分は料理が得意なわけではないんですけど、段取り付けが得意です。最初にお湯を沸かしといてとか、料理が効率的に進むように頭の中で考えるのが好きなんですね。最近、朝ご飯は奥さんと作るんですけど、自分もサラダの野菜を切ったりしながら「奥さんが次に何が必要か」というのを考え、「あ、おたまが必要だ」と思ってパッと出す、といったことをしています。
よく料理番組で、カメラに映っていないところに料理の助手がいて、カメラを振った瞬間にパッと鍋を変えて、できあがった料理を置いたりする人がいますよね。そんな感じで段取りよく、相当な料理の朝ご飯でもトータル15分ぐらいで作ったりしていますね。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
高槻と尚哉は本当に面白いコンビだし、第1話の最後に意味深なせりふもあり、そういう終わり方も楽しみだし、スリリングな展開にコメディーの要素も少しあります。監督もしっかり時間をかけて撮影している骨太なドラマ。「この人(真鍋)にも何か謎がある?」とか「ひょっとしたら今後も出てくる!?」なんて思うような怪しい雰囲気で出ています(笑)。楽しみにしていてください!