昆虫を語り出したら止まらない俳優の香川照之が、カマキリ先生となって子供たちに昆虫の魅力を伝える「香川照之の昆虫すごいぜ!」(NHK Eテレ)の夏休みスペシャル「3週連続!夏休みはカマキリ先生と昆虫祭り」が、8月14日、21日(土)(昼2:30~4:28)、28日(土)(昼2:30~4:44)の3週連続で放送される。
この夏休みの特別授業では、昨年度までに放送した18本のなかからカマキリ先生が10本を選んで振り返り、最後に“ベスト・オブ・すごいぜ!”を決定。3週連続でしかも1回約2時間の放送に、プロデューサーの野々部一成氏は「高校野球何試合分ですか!?というほどの放送時間で、これには香川さんも『本当ですか!?』と驚いていらした」そう。また、香川については「毎回、勉強もされてきますが、やはり原点は昆虫少年だったころからの積み重ねだと思います。知識は本当にすごいです」と語った。
――今回の3週連続夏休み特別授業の企画テーマについて教えてください。
まず、コロナ禍が2年目に突入し、夏休みであるにも関わらず緊急事態宣言が発出され、子供たちはおじいちゃん、おばあちゃんの家にも行きにくいことをカマキリ先生が大変心配しておりまして。ですので、子供たちがホッとできる時間を作りたいという思いから企画が立ち上がりました。
また、番組がスタートしたのは2016年で、例えば当時3歳だった子は今8歳になっています。そうすると、初期の“モンシロチョウ”の回で先生が死ぬ気で宙吊りになったことや、“タガメ”を捕るために腰が痛くなったことは、最近カマキリ先生のファンになった子供たちは知らない。それはもったいないので、初期の放送もお見せしたいなとも思いました。
――番組の人気はどんな時に感じますか?
昆虫が苦手だった子カマキリ役の寺田心くんのように、番組をきっかけに昆虫への興味が湧いたという声がたくさん寄せられています。さらにはカマキリ先生をきっかけに勉強が好きになったという子も多いです。番組の初級は昆虫が好きに、中級は理科を好きに、そして上級は勉強が大好きになるという感じですね。