重岡が見せた“2種類の涙”が感動を呼んだ
陽の元へ駆け寄った礼とめいくの子どもたちが「おーーい」と月の出る夜空に向かって手を振る姿には、みどりのいない日々を歩んでいこうとするたくましさが感じられた。「これからは、ママの話をいっぱいしよう」と息子と誓った俊平。父として、大きな役目を果たした瞬間だった。
「君のいない人生のスタートラインに立てた気がする。この人たちと、暮らしてみることにするよ。明日も皆で笑えるように」とみどりに話しかけるような決意をあらわにした俊平。ところが、ラストシーンでは、妻と息子、3人で暮らした部屋で一人、写真を握りしめながら泣く俊平がいた。息子や「にじや」の皆の前で見せた涙とは、また違った、一人の悲しい男の涙。重岡は、亡き妻への愛が、そう簡単には消えることは無いという繊細さを見せて演じ分けていたようであった。
視聴者の反響も大きく、今回もTwitterのトレンドランキング入り。「俳優・重岡大毅に魅せられっぱなしなのだが」「小さな子よりも大人が立ち直る方が大変だったりするんだよな」「涙腺崩壊」など、ドラマの世界にのめり込むコメントが相次いだ。
次回、第4話は8月20日(金)に放送される。ついに正式に俊平と礼も「にじや」で暮らし始め、大人4人と子ども3人の暮らしがスタートする。そんな順風満帆な「にじや」に事件発生。蒼介がそのままにしていた「#家族募集します」の投稿を見て、強面で威圧的な黒崎徹(橋本じゅん)と8歳の娘・いつき(板垣樹)が突然「今日から入居したい」とやって来るのだ。しかし、すでに「にじや」は満員で、新たな同居人を受け入れるスペースがなく、気まずい空気になる。
文=ザテレビジョンドラマ部