元日本代表の中村憲剛氏が8月11日、オンラインで開催された「21/22 ドイツ ブンデスリーガ開幕 オンラインイベント」に登壇。ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへの期限付き移籍のため渡独する田中碧選手にエールを送った。
ブンデスリーガ前人未到の10連覇を目指す絶対王者・バイエルンに、ライプツィヒ、ドルトムントといった各クラブが挑む今季。日本人選手も過去最多の8人が挑む注目のシーズン開幕とスカパー!での生放送を控えて行われたイベント。タレントで実業家のROLANDが「ブンデスリーガジャパンサポーター」に就任したことも発表された。
中村憲剛氏、田中碧選手とのエピソードを語る!
川崎フロンターレのチームメイトであった田中選手と直に対面するのは「久しぶりです、かなり」で、「等々力の試合を見に行った以来?」の再会ということで、「何か変な感じ…。でも僕はずっと(最近のオリンピックなども)テレビで応援してたので」とコメント。
田中選手の入団当時を、「1年目の碧はチームに全然ついていけてなかったので、どちらかというと心配な選手だったんですけど、本当に練習が好きで、コツコツやって地力がついたって感じですね」と振り返った。
ROLANDに「でも(田中選手は)途中出場のデビュー戦でゴール決めて、そこからスタメンになっていったので、“引き”はあるのでは」と尋ねられると、「引きはめちゃめちゃあります(笑)。でも、それも努力してるからこそ。碧は居残りでずっと練習してるんですよ。帰れって言われるまでクラブハウスに入り浸ってる人は初めて」と重ねた。
田中選手はその理由を「(中村氏の)背中を見て、練習しないと追いつけないと思って。それで成長できた」と説明。田中選手のメンタル面での相談相手としても「去年のちょうど今頃、すごく親身になって話を聞いた覚えがあります」という中村は、「波が意外とあったんですよ。(碧は)急にドツボにハマって自信がなくなるタイプ。(その時期を)抜けてからグアーって上がって行った」と分析した。