2022年度後期連続テレビ小説「舞いあがれ!」の制作が決定!“空”に憧れるヒロインの挫折と再生の物語
NHKは、107作目となる2022年度後期連続テレビ小説「舞いあがれ!」の制作を発表した。
同ドラマは、1990年代から今を舞台に、ヒロインがものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生を描く。脚本家・桑原亮子によるオリジナル作品。出演者発表は2021年冬頃、クランクインは2022年春頃予定を予定している。
ストーリー
ヒロイン・舞は、ものづくりの町・東大阪で町工場を営む父・浩太と母・めぐみ、そして兄・悠人との4人暮らし。引っ込み思案だった舞だが、自然豊かな長崎の五島列島にいる祖母・祥子の元を訪れ、五島列島の広い空に風を受けて力強く舞いあがる「ばらもん凧」に心惹かれる。
あんな風に空高く飛びたい――空への憧れは、パイロットになる夢へとふくらんでいく。本物のパイロットになるべく努力を重ねる舞だが、想像以上に厳しい道のりが待ち受ける。
東大阪で実感する「ものづくり」の喜びと、自然とともに生きる離島での暮らし。二つの故郷である東大阪と五島、それぞれの土地に暮らすさまざまな人との絆を深めた舞は、やがて新しい形で空への夢を見つけていく。それは仲間たちの力を集め、島を行き来できる電動小型飛行機を飛ばすこと。夢の飛行機作りに情熱を燃やす仲間たちと共に、舞の夢は、みんなの夢をのせた新しい翼となって大空へ飛び立つ。
桑原亮子のコメント
ある飛行士が「パイロットはいい仕事だと思う」とおっしゃった時、即座にさまざまな理由を予想しました。外国へ行けるから?やりがいのある仕事だから?再就職しやすいから? 予想はどれも外れました。答えは「空を見上げる仕事だから」。パイロットは飛行機に乗る前、空を見上げて天候などをチェックします。必要に迫られて空を見上げているうちにいつのまにか元気が出てくる、だからいい仕事なのだそうです。
このドラマのヒロインも、辛いことがあるたび、空を見上げて前に進みます。その姿を見ているうちにいつのまにか元気が出てくる、そんなドラマになることを願っています。