Ayaseとikuraによる音楽ユニットYOASOBIは、ブレイクの過程でメディアに登場する機会が増え、当初は謎に包まれていた2人のキャラクターが少しずつ明らかになってきた。2021年3月末スタートのラジオ番組「YOASOBIのオールナイトニッポンX(クロス)」(ニッポン放送)では毎週、お互いの近況やプライベートでの出来事などをざっくばらんに語っているほか、ikuraの天然発言が話題になることもしばしば。ブレイク当初は素性が謎であったYOASOBIが今、メディアで“素の自分”を出す理由とは何なのか。番組本番前の2人に聞くと、ラジオを「素をさらけ出すアットホームな場所」と位置付けており、アーティストとして人となりを知ってもらうことで、ファンの音楽体験に好影響があると考えていた。
毎回色々な発見がある、レギュラーラジオのやりがいと難しさ
――2度の「オールナイトニッポン0(ZERO)」出演を経て、春から初めてのレギュラーラジオ番組「YOASOBIのオールナイトニッポンX(クロス)」が放送開始となりました。改めて、オファーが来たときの心境をお聞かせください。
ikura:もうずっと前から「オールナイトニッポン」のパーソナリティに憧れていたので、今回のお話をいただき、本当にうれしかったですね。
Ayase:「オールナイトニッポン0(ZERO)」を担当させていただいた時にも「いつかレギュラーでできたらいいね」っていう話をしていましたし、僕としては不安よりも楽しみのほうが大きかったです。
――この5か月あまり毎週パーソナリティをしてみて、どんな感想を持ちましたか?
Ayase:予想以上に難しいと感じました。ikuraとはプライベートでも普通におしゃべりをしていて、いつもの素の感じを出せればいいかなと割とライトに考えていたんですけど、番組の進行やリスナーさんからのお便りとの掛け合いなど、やってみないとわからない難しさがありましたね。
――不定期放送とレギュラー放送とではやはり違う?
Ayase:違いますね。「オールナイトニッポン0(ZERO)」の時は、自分たちで番組を回すとはいえ多少のゲスト感というか、YOASOBIのことを知ってもらおうっていう、自己紹介やプロローグ的なニュアンスが強くありました。でも、レギュラー放送としてやっていく上では「先週はこういう話をしたから今週はなしにしよう」とか、色々と考えなきゃいけないことが多くて。
――ikuraさんはいかがですか?
ikura:私も難しいなというのが率直な気持ちです。毎回色々な発見があって、リスナーさんとの掛け合いもすごく楽しくやらせていただいてる一方で、「もっと楽しんでもらえるにはどうしたらいいか」とか、「YOASOBIのことをもっと知りたいと思えるようなラジオにするには、どうしたらいいんだろう」とか、模索しながらやっています。
9月7日(火)の放送
ゲスト:やまもとひかる
企画内容:ikura VS やまもとひかる バブルサッカー対決!
※放送後1週間以内はradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)