――作品を作るチームの指揮を執る、近藤啓介監督についてはいかがですか?
柳:監督のことはもともと知っていて、作品を見ながらユニークで面白い芝居を付ける人だなっていう印象がありました。監督が芝居を付ける時に、「こういうことを言われた時にこういうリアクションして」というのを監督自身がやるんですよ。その時の監督の表情とか、間の作り方がめちゃくちゃ面白くて。「これ超えられないけどな…」って思うくらいの演出をするので、そういう部分はこれまでにあまり出会ったことのない演出家さんだなと思います。
吉野:普通に歩くシーンも監督が実際に演じて見せてくれるので、「こういうふうに演じれば良いんだ」って分かりますし、面白いですし、すごくやりやすいです。
柳:顔がずるいよね(笑)。
吉野:そうですね、表情が面白いですね(笑)。
柳:監督の色が作品に出ているので、これ編集されたらメチャクチャ面白いんだろうなって現場で演じていて思います。
――現場の楽しそうな様子が伝わって来ます。そんな雰囲気の中で作られた今作の魅力はどんなところですか?
吉野:キャラクター一人一人にフォーカスを当てているので、それぞれの人間性も見えてきますし、話の内容が面白いので、早く次の回を見たくなるようなドラマになっていると思います。
赤松は、うどんチェーン店なのにホテルマン仕込みの“丁寧過ぎる接客”をするんですが、ただ与えられた仕事をするのではなく、仕事に対して自分の信念を持って行動しているんです。そんな赤松の姿から、自分らしく、自分が思うままに行動しても良いんじゃないかという熱いメッセージも含まれていると思います。
――柳さんはいかがですか?
柳:それぞれの登場人物が熱い思いを抱いているんですが、バカっぽいところとか、格好悪い部分も見せていくので見ていくうちに登場人物をいとおしく思えるようになると思います。何気ない日常の中に、熱い思いだったり、ちょっとした笑いだったり、おいしそうなうどんが出てきたり…さまざまな要素が含まれているので、いろんな角度から楽しめるドラマになっています。
吉野:あと、オープニング映像はダンスシーンから始まるんですが、そんなシュールな部分も面白くて。オープニングも監督の色が出ている作品になっていると思います。
柳:まず俺、こういうふうにダンスを踊らされたことがないので、そこにびっくりして…。まだ映像を見られてないんですが、本当にあのオープニングが不安でしょうがないんですけど…。みんな踊りがうまいから…本当に怖くて見られない(笑)。
※柳俊太郎の「柳」は木へんに夘が正式表記
【柳俊太郎】ヘアメイク:吉田太郎、スタイリスト:大島リク
【柳俊太郎・衣装】ニット¥104,500/SUGARHILL(4K[sik]:問い合わせ 03-5464-9321)、パンツ¥21,450/MR.OLIVE(MR.OLIVEPRESSROOM:問い合わせ 03-5459-1885)、シューズ¥14,300/NIKE SPORTSWEAR(NIKE カスタマーサービス:問い合わせ 0120-6453-77) 全て税込、その他スタイリスト私物
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