戸田恵梨香、永野芽郁主演の「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」(毎週水曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。9月15日(水)に最終回となる9話が放送される同作は、8話までの平均視聴率が2ケタ※、Twitterのトレンドランキングに関連ワードが頻繁にランクインするなど好調を維持し続けた。物語、出演陣の演技ともに優れていることはもちろん、好調の裏にはその優れた内容を多くの人に届ける大胆なYouTube戦略がある。ドラマ放送後に一部をYouTubeで“ノーカット”公開。530万再生された「笑ってはいけない“通常点検”」動画などで、視聴者へのアプローチに成功している。YouTubeとの“共存”が必須になったテレビ業界で一歩抜けた「ハコヅメ」の勝因を探る。(※ビデオリサーチ調べ、世帯視聴率、関東地区)
“交番女子”のリアルな日常を笑って泣けるエンタメに
「ハコヅメ」は、ワケあり元エース刑事・藤聖子(戸田恵梨香)と、ひよっこ警察官・川合麻依(永野芽郁)の“凸凹交番女子”2人が繰り広げるリアルな交番エンターテインメント。原作は「モーニング」で連載中の、元警察官の著者・泰三子が描く漫画「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」。
戸田と永野に加え、ムロツヨシ、三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬らが出演。まるでコントのようなコメディ部分と、原作を元警察官が手掛けている作品ならではの、警察官のリアルな悩み・悲しみを描いた箇所が両立されている、まさに笑って泣ける良質なドラマだ。
本編の視聴率は1話より8話まで順に、11.3%、11.7%、10.8%、8.9%、12.5%、11.1%、11.8%、11.6%となり、平均では11.2%。また、本編を休止し名場面振り返りと一部新撮で構成された特別編2回は、6.4%、8.8%で、特別編の視聴率を計算に入れても平均10.4%と2ケタだ。(※ビデオリサーチ調べ、世帯視聴率、関東地区)
現在、テレビ業界で2ケタの視聴率をとることは難しく、一度も2ケタに乗らないドラマも複数ある。全話平均で2ケタとなっている「ハコヅメ」は、間違いなく成功した作品だ。
さらに、放送のたびに「#ハコヅメ」を始めとする関連ワードがTwitterのトレンドにランクインしており、話題性の面でも申し分ない。
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