ムロツヨシ“重版出来”に歓喜も星野源の部数を知り落胆
ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」や「勇者ヨシヒコシリーズ」など個性的な演技で人気急上昇中の俳優・ムロツヨシが、3月29日に著書「ムロ本、」を出版。都内の書店で開催された限定イベントにファン2000人が詰め掛けた。
ムロは「8年間連載をやらせていただいていて、連載で終わる予定だったんですけど、たまったんで本にしませんかと言われて。まとめたものと、まとめただけじゃ物足りないということで、新井浩文との対談とか福田雄一監督とかしゃべってくれたりした内容でございます」とあいさつした。
初版1万5000部の予定が発売前から重版が決定し、累計2万2000部で発売日を迎えたという。
「重版出来ですって! ありがとうございます! 初めての本なので実感はないんですけど、たださっきネットニュース見たら星野源が18万部って…読まなきゃよかったなと。桁が違い過ぎて」と苦笑いを浮かべる一幕も。
あらためて「ライバルは?」と聞かれたムロは、「みんなライバルですよね。だって役者なんて席は一つじゃないですか。みんな競争相手だし。とあるランキングでネクストブレーク1位星野源、2位ムロツヨシですよ。でも本は? 18万部と2万部? この差は何? で、最近はみんな高橋一生でしょ? でもそういう方が周りにいるのはすごく刺激になりますよね」と報道陣を笑わせた。
41歳独身のムロ。結婚にまつわる質問も飛び出した。「結婚願望がないんでね…ただ全くないと言っていた昔から比べると、40歳を過ぎてからは“全くない”から“ないな”くらいに…“こっち”っていうわけではないですよ」と妙な推察は強く否定した。
役者業と執筆業に関しては「向いているのは役者です! 自分の舞台でも台本を書いていたんですけど、台本を書くのも、台本のありがたみを知るために台本を書いていたものですから、そういう意味では本業は役者で。字を書くのは自分は向いてないというのはあらためて今回の連載で思いました。
第2弾? もう厳しいですね。自分が文を書くというのは、自分は向いてないと思いますけど、これを呼んで、また読みたいという声があったら、期待に応えるための文章は書けるのかなと…今いいこと言いましたよね? 期待に応える文章って…こんなこと言えるようになりましたね」と終始ムロペースで取材会は終了した。
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