世界3大ファンタスティック映画祭の一つである「ポルト国際映画祭」(ファンタスポルト)で審査員特別賞、「第18回アジアン映画祭」で日本初の最優秀オリジナル映画賞を受賞するなど、高い評価を受ける映画「DANCING MARY ダンシング・マリー」が撮影から3年がたち、11月5日(金)に全国公開を迎える。
EXILE NAOTO(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が初の映画主演を務める同作は、しがない市役所職員の研二と霊能力を持つ女子高校生・雪子の二人が時空を超えて奮闘するヒューマン・コメディー。物語の鍵となる、解体予定のダンスホールにすみついたダンサー・マリーを演じるのが、俳優の坂東希だ。
2020年末にE-girls解散以降、俳優としての活動を本格化させた彼女に、今作にかける思いや今後の展望を聞いた。
撮影時はE-girlsの活動で忙しかった
──オファー時の心境をお聞かせください。
初めての幽霊役ですし、マリーのお芝居はダンス以外、初めてのことばかりだったので「ちゃんと用意しなきゃ」と思いました。最初はもっと怖い映画なのかなと思いながら撮影に臨んだんですが、完成した作品を見たらすごくファンタジーで、笑いもある明るい作品に仕上がっていて驚きました。
──撮影は3年前でした。公開を迎えるまで、もどかしい思いもあったのではないでしょうか。
たしかに「いつ公開するんだろう?」という思いはありましたが、3年前はまだE-girlsとして活動していたので、その時に公開するのと、今年から女優として一人で頑張っていこうとしている今、公開するのと意味が違ってくると思うんです。女優としての姿を見せられるという意味では、個人的には良かった部分もあります。
──振り返って「もっとこうすれば良かった」というような思いはありますか?
当時はグループの仕事も忙しくて、休みの日に撮影に行くような感じで、バタバタしていました。今年はレッスンに通うなどしてお芝居のことを勉強していますが、あの頃は少ない引き出しの中から必死に頑張っていたと思うんです。それが良い意味で今とは違う純粋さになっているというか、当時の自分にしかできないことをやっていたなと感じます。
3年も空くと振り返って反省するというより、「こんな頃もあったな」と思えるような感覚です。
11月5日(金)全国順次公開
監督・脚本・編集:SABU
出演:EXILE NAOTO(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)
山田愛奈 坂東希 吉村界人
諏訪太朗 武発史郎 瀬口寛之 川島潤哉 カトウシンスケ 小松勇司 山本龍二 木村圭作
國本鍾建 樋渡真司 竹内晶子 三谷悦代 奥瀬繁
石橋凌
主題歌:「ひとりじゃないから」Crystal Kay(ユニバーサル ミュージック/Virgin Music)
公式サイト:https://www.dancing-mary.com/
(C)2021映画「DANCING MARY」製作委員会