10月9日にスタートし、大きな反響を呼んだ西野七瀬主演「言霊荘」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)。その第2話が10月16日(土)夜11時より放送される。
同ドラマは、テレビ朝日がABEMAとタッグを組んで共同制作する。とある女性限定アパートで放った言葉が現実となり、「言霊」という“人ならざる者”に住人女性たちが次々と苛まれていくという、これまでにない類の恐怖が襲うスリリングな地上波初の「美しい禁断のホラードラマ」。
今回、女性限定アパート「レディスコート葉鳥」の2号室に住む都議会議員の私設秘書・丸山栞を演じる中村ゆりかにインタビューを実施。中村は、「痴情の接吻」「女子高生の無駄づかい」(どちらもテレビ朝日系)などの多くの作品に出演するほか、3月に発売された自身初となる写真集「Over the moon」(SDP)では自ら企画書を作成し、衣装やヘアメイクのアイデアを提案するなど幅広い活躍をしている。今回そんな中村に、演じるキャラクターや撮影現場の様子、さらにホラー体験などを聞いた。
中村ゆりかが怖いと感じた演出とは?
――栞は強気で野心家の秘書という役どころですが、演じる上で意識されていることはありますか?
私自身、普段興奮したり楽しんだりする時に、誰にでも分かるようなリアクションを取ることがないので、今回こういった勝ち気で野心家なキャラクターの女性は、やりすぎるくらいがちょうどいいと思って演じるうえで意識したりしています。
役作りに対して参考にした作品やキャラクターはないですが、今回、監督から事前に栞の役柄のイメージについてのメモをいただいていたので、その内容を確認しながら自分の中のイメージとすり合わせながら栞というキャラクターを作りました。
――現場に入られて、演出の仕方や撮影セットで“ここが怖い”と感じた部分はありますか?
撮影に入る前は、私自身ホラーがちょっと苦手だったこともあり、(撮影セットは)怖いものが押し寄せてくるような物になるのかなと思っていた部分はありましたが、女性らしいかわいらしいセットもあって、想像していたよりは怖くなかったです。
女性限定アパートということで、ドアの立て付けだったり、色がピンクだったりもするので、そういったかわいらしい部分が、私のように「ホラーが怖い、苦手」という女性もかわいらしいなと思って見ていただけるのではないかなとも思いました。それと同時に、かわいい部分にホラーが加わったことで、生まれた大きなギャップを楽しんでほしいです。
一番怖いなと思ったのは、幽霊の演出です。見えているのか見えていないのかも分からない、そこにいるけどはっきりとは見えない演出が、まさにホラーらしい怖さだなと現場でひしひしと感じています。