アニメ愛が重すぎて、純粋な“好き”を追い越してしまうんです(笑)
――他には、どんなアニメが好きなんですか?
「ラブライブ!」も大好きです!声優としてアニメで活躍されている方が、アニメの世界を飛び出して「μ's」(作中の架空アイドルグループから生まれた声優ユニット)としてステージで歌って踊る姿を見て、「歌って踊れる声優さんってこういうことなんだ!」って憧れて。=LOVEのオーディション募集要項にも「声優アイドル」って言葉があったからこそオーディションを受けましたし、今こうして=LOVEとして活動できているのはアニメがキッカケでもあります。
そもそも=LOVEのオーディションを見つけたのも、「うた☆プリ」を見て声優の谷山紀章さんを好きになり、谷山さんが代々木アニメーション学院を卒業されていると聞いて、学院について調べているときだったんですよね。「うた☆プリ」に出会ってなければ谷山紀章さんにも出会ってなかったし、谷山紀章さんに出会ってなければ代々木アニメーション学院にも出会ってなかったって考えると、すごい巡り合わせだなぁと思います。
――そんな衣織さんのアニメ愛は、現在も変わらずですか?
実は最近、ちゃんとアニメを見れてなくて。というのも、アニメが好きすぎて辛くなるんですよ!(笑)以前は「ハイキュー!!」や「ダイヤのA」、「黒子のバスケ」みたいな青春アニメが好きでよく見てたんですけど、そういうアニメって挫折する場面とか、先輩たちとの別れとか…悲しい出来事が多々あるじゃないですか。私はアニメを見ながら感情移入しすぎちゃうので、感情が揺さぶられて号泣する…っていうのが最近では少し辛くなったりもして(笑)。
そのせいか、感情移入しすぎる感動系アニメを避けるようになって、ほのぼのする日常系アニメを見ることが増えましたね。あんまり脳を使わず楽しめる感じの(笑)。それでも、やっぱりそういうアニメも面白いから…もう、アニメ好き!って気持ちが高まりすぎて、その気持ちが純粋な“好き”を追い越してしまうんです(笑)。アニメ愛が重すぎるんですよね(笑)。
だから最近はアニメと少し距離を取っていたんですけど、実際見たいアニメはたくさんあるので、この連載は改めて「アニメを見よう!」と勇気を出すキッカケになりました。ありがとうございます(笑)。
――ほのぼのする日常系のアニメで、オススメの作品は?
「生徒会役員共」と「女子高生の無駄づかい」の2作品は、頭を空っぽにして一切何も考えずに楽しむことができる最高の作品だと思っています!(笑)
辛いことがあったりとか「本当に今日嫌になっちゃう」って日も、「生徒会役員共」を見ると全てがどうでもよくなります(笑)。「こんなバカな人たちがいるんだ!」って思って、元気になっちゃうんですよね。ギャグアニメだからこそ届けられる笑顔の形だなって思いますし、本当に大好きな作品。下ネタが割と多めなのですが、嫌悪感がない方は是非見てほしいです!
「女子高生の無駄づかい」は、キラキラした可愛い女子高生というよりは、ちょっとお馬鹿で間抜けな女子高生の日常を描いた作品なんですが、見ながら「こういう子、クラスにいてほしかった~!」って思います。2次元が好きなヲタクのキャラクターとかも出てきたりして、すごくリアルだし、自分が高校生だったときと重なる部分とかもあって面白い!
青春系アニメや感動系アニメは感情が揺さぶられすぎて、見た直後だけでなく一定期間、心が疲れたりもするんですよね。そういうときに、ほのぼの系アニメも見てほしい!心のより所というか、ふとしたときに見るみたいな見方もアリなんじゃないかなって思います。