「はめフラ」は私の想像通りで、もう「ありがとうございます」という感じ(笑)
――感情移入しすぎてしまう衣織さんは、やっぱりアニメのセリフに心揺さぶられることも多いですか?
多いですね。青春系アニメであれば、青春のときにしか出てこない言葉だったり、今この瞬間を必死に生きている人にしか言えない言葉とかもあるじゃないですか。その言葉に勇気をもらったり感動したりっていうのは、よくあります。
あとは結構、作品とギャップに萌えることとかもあって。それこそ、気負わずに見られるほのぼの系アニメの中で、人として大事なことを教えてくれる一言が急に出てきたりとかするので、それがすごく心の中に残ったりすることもよくありますね。
――文字として読むのではなく、アニメのセリフとして聞くことで、増す魅力というのはありますか?
私は、異世界転生ものの小説とかを結構読むんです。例えば「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(通称「はめフラ」)も、アニメ化の前から小説も漫画も読んでいたくらい大好きな作品で、小説や漫画は自分の中で想像する声で読んでいたんですけど、声優さんが演じるアニメを見ることで、改めてキャラクター像が形成されていった部分があるんですね。
例え想像していた声の雰囲気と違っていたとしても、「この雰囲気もアリ!」っていう感じで、新しいキャラクターの魅力を知ることができたというか。原作を知っているからこそ二度おいしいし、声優さんが息を吹き込んでくれることで、よりキャラが生き生きとするので「やっぱり声優さんってすごい!」と、この作品を見て感じました。
でも「はめフラ」に関しては、ほぼ私の想像通り!って感じでした。アラン役も、ジオルド役も「わかる~!」「ありがとうございます!!」って思いました(笑)。完全に声優さんリスペクトなので、最初は「この声優さんなんだ!」って意外に思うことはあっても、結局は「好き!!」ってなります(笑)。