星野源が最近“ひとり泣いた”シチュエーションは?
星野源のエッセイ集「いのちの車窓から」(KADOKAWA)の発売記念トークイベントが行われ、会場には応募総数6593人の中から選ばれた150人のファンが集まった。
3月30日に発売された本書は、「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)に連載していたエッセイに書き下ろしを加えて単行本化したもの。エッセイとしては異例の初版12万部で、今夏には台湾版も出版される予定となっている。
ファンからエッセイにも登場する大泉洋について聞かれた星野は、「兄さん(大泉)はとても真面目な方なんです!(笑)。「真田丸」('16年、NHK総合ほか)の撮影が始まるちょっと前に一緒に食事に行ったんです。兄さんは先に「真田丸」の現場に入っていたので、現場の話とか結構詳しく話してくれました。それと、「逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)」('16年、TBS系)がすごく大好きみたいで、僕を食事に呼んでくれて、僕が席に着いた瞬間に兄さんが緊張していて…。『平匡さんだ。うわー』って、すごく照れていて、かわいかったです!」と大泉の意外な一面を暴露。
また、星野のエッセイの中にはよく“ひとり泣いた”というフレーズが出てくるが、最近泣いたシチュエーションについて質問が。「泣く時はみんなの前では泣かず、大体一人ですね。先日、伊丹十三賞をいただいて、改めて伊丹監督の映画『たんぽぽ』('85年)を見返しました。やっぱり何度見ても面白いですね。感動するような話ではないのですが、物を作っている人の『これだ!』っていう瞬間を見ると、つい胸が熱くなって涙が出てくるんです。
昨日、ちょうど録画していた『けものフレンズ』('17年、テレビ東京系)の最終回を見たんですが、『けものフレンズ』のタイトルが出てくる瞬間がかっこよくて…。すごく少人数で作っているアニメらしいんですけど、作っている人の『こういうものが作りたいんだ!』っている情熱にグッときましたね」と明かした。
最後に、「僕は昔は読書が苦手だったんです。でも自分で書く仕事にしているうちに、だんだん活字を読むのが楽しくなりました。本が苦手な人も、この本をきっかけに違う本にも興味を持ってくれるとうれしいです。これからも無理なく書き続けていきたいです!」と笑顔を見せた。