ロバート・秋山竜次扮(ふん)する最先端のクリエイターにインタビューする「クリエイターズ・ファイル」。今回は、オールスター総出演の『SHINNICHIKA ブラックタイガーの逆襲』が世界的大ヒット中のハリウッド映画監督、ドナルド・C・ダンパー氏(61歳)。
国境の町ノースバレーで新作映画の撮影中のダンパー氏に、特別に取材をすることを許された。
[翻訳 井尻絵奈子]
待望の新作は「いい意味で初期のダンパー作品らしい」
──いよいよ、新作映画『ディスカッション』が公開ということですが、どのような映画なのですか?
推理法廷サスペンスというジャンルなんだけど、私がこのタイプの作品を撮るのは珍しいと言われるよ。ありがたいことに前作の『ブラックタイガー』が世界的に大ヒットしたので、今回は肩の力を少し抜いてやるつもりだったんだけどね。いい意味で初期のダンパー作品らしいというか。一つ言えるのは、最後のトリックがわかる人は絶対にいないんじゃないかな。僕の周りのスタッフや家族を集めて試写をしたんだけど、80人中、一人もトリックを解けなかったよ。
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