大阪を拠点に活動するシンガーソングライター・asmi。今年(2021年)20歳になった彼女が歌う、飾らない等身大の女の子、何気ない日常のひとコマをつづった曲が今、10代、20代の若者から大きな支持を受けている。
昨年の配信シングル「memory」は10代インフルエンサーたちを中心に2万件以上のTikTok動画が投稿され、MAISONdesによるフィーチャリング曲「ヨワネハキ」は4週連続で週間ランキングトップに。これが話題になり、一発撮りの人気番組「THE FIRST TAKE」(YouTube番組)への出演にもつながった。今や若い世代の音楽シーンの最先端は動画サイトやSNSにあり、asmiはそこに刺さる音楽を届けるシンガーと言えるだろう。
同性、同世代に響く歌詞が多くの共感を呼び、なにより、甘く、染み込むようなエモい歌声が彼女の魅力だ。だが実は、高校時代まではそんな自分の声が好きではなかったともいう。そんな彼女が歌手を目指した人生のきっかけ、つづる歌詞への思いとは――。
下に続きます