元乃木坂46で女優の桜井玲香とモデルで女優の岡崎紗絵が11月5日、都内にて開催された映画「シノノメ色の週末」初日舞台あいさつに、三戸なつめ、中井友望、佐藤ミキ、穐山茉由監督と共に出席。岡崎が、乃木坂46で初代キャプテンを務めていた桜井の座長ぶりに「勉強になる」と話す一幕があった。
本作は、長編デビュー作「月極オトコトモダチ」が国内外で高い評価を受けた新鋭・穐山監督の長編商業映画初作品。会社員と映画監督という自身のダブルワークの経験を基に、社会で働く女性たちの心理を独自の目線から鋭く柔らかく、オリジナル脚本で描く。
中井は、桜井について「『乃木坂46の初代キャプテン』というイメージだったんですけど、映画を通して私にとっては『シノノメのキャプテン』っていうすごく大切な存在になった」とコメント。桜井は「うれしいですね。いいワードをもらったな、と思いました」と笑った。
岡崎は「玲香ちゃんはキャッキャする女子校の雰囲気はあったんですけど、撮影になると集中してその場にいてくださる。いてくれるとすごく安心感があったんです。『シノノメのキャプテン』というのはまさにそうだなと思ったし、私も心強かったというか、勉強になるなというところがすごくありました。人生で一回しかない、玲香ちゃんの初主演の映画というものに携わることができて、すごく光栄でした」と現場での桜井を称賛。
桜井は「私にとっては最初で最後の(初主演という)特別な作品ですし、その作品をこのメンバーで一緒にできたってことを本当に幸せだなって思う。赤の他人である自分のことをこんなに支えようと、一緒に歩もうとしてくれる人がいるんだということが、本当に幸せ者だなって改めて思いました」と喜びをかみ締めた。
また、本作の主題歌を担当した佐藤はこの日、舞台上で生歌を披露。「これから映画を見られる方の前で直接歌を届けさせていただく機会をいただけて光栄に思います」と話し、「東雲の空」をしっとりと歌い上げると、観客からは大きな拍手が送られた。
その後、桜井は「佐藤さんの歌声に感動をもらいすぎて、気持ちが『あー』って感じなんですけれども」と感動を表しつつ、「まだふんばらなきゃいけないことがたくさんある中で、公開初日を迎えられたことがうれしい。ぜひこの映画に触れて温かい気持ちになっていただけたら」と観客にメッセージを送った。
◆取材・文=山田健史
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