雨で撮影が中断…江口&赤楚の過ごし方は?
金城Pが今までで印象に残っているシーンは、5話のラスト、夜の公園で衛(江口)が優(赤楚)の手を取り、ダンスをするシーンだという。「撮影当日がすごい大雨で、東京タワーも真っ赤じゃなく緑色に点灯している日だったんです(笑)」と、撮影のコンディションは良くなかったそう。
「雨が止むのを待っているうちに1時間近く経ってしまって、状況の説明をしに江口さんと赤楚さんのところに行ったら、お二人でウロウロしていて…。なにしているんだろうと思いながら、私が『もう少し待ちたいのですが』と言ったら、『今ちょっと他のことで忙しいから大丈夫やで』『今、“む”につながるものを探してます』とおっしゃって。お二人は、現場にある物でしりとりをしていらっしゃいました(笑)。その後もなかなか雨が止まなくて、もう一度状況の説明をしに行ったら、今度はお二人が座って喋っていて。しりとりが終わったんだなと思っていたら、近くにいるスタッフの年齢を当てるゲームをしていたんです(笑)」と、江口と赤楚の仲の良さが垣間見えるエピソードを披露した。
そして、そのシーンの撮影について、「赤楚さんが涙を流す部分があるのですが、泣きづらい状況だろうなと思っていたんです。でも、本番のときに江口さんが赤楚さんの肩をぐっと押して、それが赤楚さんにとって感情のスイッチになったようで…。江口さんは、相手の泣き芝居のときにサポートというか、お芝居を足してあげる方なんです。雨も上がってその日のうちに撮り切れたし、緑の東京タワーで、非常に印象的なシーンでした」と振り返った。
最後に、今後どんな展開になるのか聞くと、「それぞれのキャラクターが意志を持って人生を選んでいける結末になればと思っています。最終回が終わった後でも登場人物のその後が気になる作品が良い作品だと思っているのですが、実はまだ、最後の最後を決めかねていて(笑)。AかB、どちらを選択するのがいいか話し合っているところです」と楽しみな答えが返ってきた。