映画「ねこあつめの家」秘蔵写真公開&トレーナーが舞台裏を告白!
4月8日(土)から全国で公開される伊藤淳史主演の映画「ねこあつめの家」。現在累計ダウンロード数2000万を突破する、スマートフォン向けゲームアプリ「ねこあつめ」が実写映画化した作品で、アプリが実写映像化されるのは日本初となる。
伊藤演じるスランプ中の小説家・佐久本勝が移住した先に1匹のネコ・シナモンが現れ、ネコとの何気ない時間を過ごす中で生まれる心の変化を描く。
劇中には10匹以上のさまざまな種類のネコが登場し、ネコ好きにはたまらない作品となっている。
映画の公開を前に、ネコのトレーナーを務めるグローバル・アニマルアクトの江上緑さんが、ネコ映画の舞台裏やタレントネコの資質などを語った。
――いろんな作品に出ている有名ネコちゃんも出ていますが、これだけ多くのネコが一緒に出るというのはないですよね?
江上:「そうですね。なかったですね」
――最初にこの企画を聞かれたときは、率直にどう思われました?
江上:「いや、無理だな~っと思いました(笑)。ただお話を持ってきていただいたときに、すごく楽しそうに『こんな風にしたいんです』とおっしゃっていただいて。私ももともとゲームをやっていたので。だいたい感じは想像できました。ただちょっと難しいなとは思いました」
――たくさんのネコが集まってくる感じにしたいんですと言われたそうですが。
江上:「そうなんです。普通は1匹か2匹ですからね」
――蔵方政俊監督から何かリクエストはありましたか?
江上:「監督とはそんなにお話ししてないんですけど、難しいのは分かっているのでとおっしゃってましたね。それにスタッフが映画、ドラマの『猫侍』を撮ったチームだと聞いていたので、大変さはご存じだろうなと思って、大丈夫だろうと思いました」
――多くのネコの中で、シナモンちゃんがメインになった理由は何ですか?
江上:「メインのネコが必要となったので、台本を読ませていただいて、ドロップとシナモンを提案させていただいたんです。おとなしくて、他のネコとも仲良くできるということで。シナモンになったのは、おとなしいだけではなくて、歩いたりといった動きもできるからですね」
――他のネコに関しては?
江上:「たくさんの子がいますけど、この映画に連れてこられるネコというのは結構選んだんです。逃げたら駄目ですし、ネコ同志が仲良くしなくちゃいけないということもあったので。かなり選びましたね」
――タレントネコには、どんなネコちゃんが向いていますか?
江上:「ネコは難しいと思います。かわいかったらいいというわけではないので。シナモンのように、どこに行っても普段のままでいられる子じゃないと駄目だと思います。それから誰に対しても怒ったり逃げたりしない。ネコはイヌと違って、外に連れて行くと駄目なので。家の中で、飼い主さんの撮る写真にカメラ目線ができたとしても、スタジオとなると全く違って。もともとの性格が大きいと思います」
――ネコは種類よりも個々の性格ですか?
江上:「ネコの種類にもよりますが、穏やかで物おじしない子がタレントネコには多いです。元野良ネコの子供とかだと、環境が変わるとビクっとなるので」
――シナモンが押入れに歩いていくシーンがありますが、どんな風に撮影されましたか?
江上:「カメラのそばで呼んだりして誘導しました。シナモンの最初のシーンだったと思うんですけど、結局理想形にはならなかったんじゃないかな」
――劇中では伊藤淳史さん演じる佐久本にニオイを擦り付けに行くシーンもありましたが、いかがでしたか?
江上:「台本を読んで、できそうな子を選びました。普段から自分のニオイを付けたがる子だったので。何匹か提案して駄目だったらこの子にしようというのも考えていたのですが、一発でできたんです!」
――ニオイ付けシーン以外で、いい意味でネコちゃんの演技に驚かされたことはありましたか?
江上:「おはぎという子が今回ほぼ初めてなんですが、遊ぶシーンなど飽きずに頑張ってくれましたね」
――作品が完成して、感想を教えてください。
江上:「これまでに、私もネコの映画を見てきましたが、これだけたくさんのネコが出ている映画はないなと思いました。また、ネコたちが楽しそうにしているのがいいなと思いました」
さまざまな人の思いが詰まった映画「ねこあつめの家」、ネコの動きにも注目だ!
映画「ねこあつめの家」
4月8日(土)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
【HP】http://www.nekoatsume-movie.com/
出演=伊藤淳史、忽那汐里、戸田昌弘、大久保佳代子/青戸浩香、大嶺創羽、村木藤志郎、大山うさぎ、田口トモロヲ/木村多江
監督=蔵方政俊
原作・原案=ねこあつめ(Hit-Point)
企画・脚本=永森裕二