「稔さんの涙にもらい泣き」共感続々
安子への思いを貫くことができず、誰よりも無力感に苛まれているのは稔自身だ。自分の無力さをいやというほど思い知らされ、父親が勝手に進める縁談話に応じる気力もなく、ただ逃げるように大阪にとどまっている自分自身を、稔がよしとしているわけがない。
ここまで誠実な人柄を見せてきた稔だけに、「もう、どうだってええんじゃ…」となげやりになっている姿は痛々しい。視聴者からも「稔さんの涙にもらい泣き。つらい…」「稔さん、完全に人生諦めモードだったな」「勇ちゃんは稔さんの泣き言も泣き顔も初めて見たんだろう。驚いていたように見えた」と、稔や勇の感情を推し量る声が上がった。
また、第13回ラストでは、学徒出陣決定の一報も。「それは、稔が出征することを意味していました」というナレーションが入ると、「とうとう学徒出陣か…」「稔さん、出征するの…?」「今日はつらすぎる15分だった」と悲痛な声も上がり、「学徒出陣」がTwitterとYahoo!検索ランキングでそれぞれトップ5圏内に浮上する反響を呼んだ。
連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)
藤本 有紀 (著), NHKドラマ制作班 (監修), NHK出版 (編集)
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