菅田将暉に続き遠藤憲一も!「世にも奇妙」に初主演
4月29日(土)に放送される土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 '17春の特別編」(夜9.00-11.10 フジテレビ系)。オムニバス形式で短編ドラマが展開される本番組で、菅田将暉の出演決定に続き、遠藤憲一の主演も決まった。遠藤は以前同番組へ出演経験があるものの、主演としては今回が初めてとなる
遠藤が主演する「妻の記憶」は、WEB漫画サイトXOYで連載されているオムニバスミステリースリラー作品「奇々怪々」のエピソードが原作。
遠藤演じる成田陽一郎は、接待や飲みに明け暮れ、毎晩遅くに帰宅する仕事一筋のサラリーマン。ある日、認知症を患う妻・春子(原田美枝子)が火事により他界してしまう。しかし、春子の葬儀の翌朝、食卓に朝食を並べる春子の姿があった。娘に春子の姿は見えず、怨霊なのか幻なのか定かではない。
認知症患者の“忘れたくない”という強烈な意思により、記憶が残像となるケースがあると知った陽一郎は、“妻の記憶”と奇妙な夫婦生活が再スタートさせる。
こわもての役やかわいい役、情けない役など幅広い役柄を演じ、多忙を極める人気俳優・遠藤が、奇妙で温かくてほろりと泣けるラブストーリーで熱演する。
――本作に出演が決まった感想は?
20分程のストーリーの中に、おっかなびっくりだけではなく、面白さと切なさも入っています。その部分を表現できるか不安もありましたが、すごく興味もあって、やりがいのある作品だと思いました。
――本作の見どころについてお願いします。
実際に(亡くなった)奥さんが日常に出てくることはありませんが、生きている時に「もっとこうしておけば良かった」という後悔はあると思います。大切な人を失うことは誰しもが経験しうることです。他人には見えなくても現実に姿が現れたら、やり残したことしたいという気持ちは共感していただけると思います。
――役どころについてはいかがですか?
奥さんが認知症になった時にやれることはあったはずなのに、仕事のせいにしてなにもできなかった。それを挽回しようとする面白さと悲しさを出し切りたいです
――残像の奥さんについてはどう思いますか?
初めは戸惑って身の危険を心配しますけど、少しずつそばにいる幸せを感じて、当たり前の存在なっていくところに面白さがあります。
――実際に撮影はいかがでしたか?
原田美枝子さんは大好きな女優さんで、過去に夫婦役をやったことがあるので(関係性は)ばっちりです。でも今回は、僕が勝手に話すだけで意思疎通ができない設定なので、そのバランスも見どころです。
――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
短い時間の中で、笑って、感動できる世界観を作り上げるのは難しいですが、最後に「見て良かった」と思ってもらえるように1シーン1シーンを一生懸命やっています。
27年も続く「世にも奇妙な物語」の中で代表作になるように頑張りますので、ぜひ見てください!
4月29日(土)夜9.00-11.10
フジテレビ系で放送