「遣都さんが作品の世界観を成立させて引っ張ってくださった」
――では、今回の撮影を通して、お互いに役者としてスゴイなと驚いた部分や尊敬する出来事があったら教えてください。
林:菜奈ちゃんは本当に性格がいいですよね。現場でも菜奈ちゃんがいるだけで、空気が明るくなります。でも、お芝居に入ると、さっき見ていた菜奈ちゃんとは違う顔になって、みんながひき込まれる。映画の撮影中もですが、今日も一緒に写真を撮ってもらったりしていると、やっぱり表現力がすごいなと純粋に驚くことが多々ありました。
完成した作品を見ても、小松菜奈さんと並んでスクリーンに映っているということに改めて感動しましたね。柿本(ケンサク)監督が作り上げる美しい映像の中で、菜奈ちゃんと一緒に自転車に乗っている風景とか、すごく好きです。
小松:私は映画を観ていても、遣都さんの動きだったり表情だったりにすごく説得力があって、どんな一瞬でもみせる力があるなと感じました。見る人を吸い込む力っていうのかな。ずーっと見ていたくなるようなお芝居なので、その現場にいられたこと自体が、すごく幸せでしたね。
細かいことになりますが、手を洗っているシーン一つとっても表情が素晴らしくて…! ほっぺの辺りがピクピクしていて、「あぁ、高坂だ」って無意識に思ってしまうんですよ。そういう遣都さんのお芝居を全部細かく見たいなと自然に思いました。遣都さんがこの作品の世界観を成立させて、引っ張ってくださったということをすごく感じます。
11月12日(金)公開
出演:林遣都 小松菜奈
井浦新 石橋凌
監督:柿本ケンサク
脚本:山室有紀子
原案:三秋縋「恋する寄生虫」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
主題歌:Awich「Parasite in Love」(ユニバーサル ミュージック)
配給:KADOKAWA
公式サイト:koi-kiseichu.jp/
(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会