――三条愛佳を演じる際に気をつけている点を教えてください。
愛佳はチア部のエースでいつも明るいんですが、所々ツンデレな部分があったりするんですよ。中学のころから仲良しな“ズッ友”というわりとイケイケで陽キャなグループに所属しているので、いつもよりイケイケ感を出すようにしているかな? 例えばイスの座り方にしても普通に座るのではなく、背もたれに肘を置いて堂々と座るようにしたり…。普段しないけど、愛佳ならするかも?という行動を常に想像しています。
――出演が決まった時に愛佳と似ている部分があるとおっしゃっていましたが…。
最初に台本をもらったときはそう思ってコメントしちゃったんですが、話がどんどん進んできたら似ていない部分が増えてきました。言葉づかいとか発言も強くなってきているし…。自分でもなんで似ていると思ったんだろう?と少し不思議です(笑)。でもいつも明るいところは同じかなと思います。あと、中学からの友達とずっと一緒にいるところとか、その友達が好きという部分は似ています。あと、愛佳は自分自身のことがよく分からないという悩みを持っている女の子で、それはクランクインの前に監督とお話したときに、私が言った言葉なんです。「自分自身があまりよく分かっていない」と。それを役に盛り込んでくださっているので、その部分は自分と重なっていると思っています。
――どういうときに「自分自身があまりよく分かっていない」と感じるのですか?
自分を表現するときにどうしたらいいのか?と考えたり…。悩んでいるというより、探しているという感じですかね。それは色々経験して自分で見つけていくものだとも思っています。今回、女優のお仕事を通して、新たなきっかけを見つけられたらうれしいです。
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