――現場では大人チームと学生チームに分かれているのですか?
そうですね。インターンチームは同じシーンも多いので、一緒に過ごすことが多かったですが、赤楚くんは、大人チームの方に行ったりこっちに来たりと子犬のようにみなさんの所を行き来して…。優くんとかぶるところがありますね。私は同い年なんですが、かわいらしい方だなと思って見ています(笑)。
――印象に残っているシーンはありますか?
第3話で会社が引っ越しをし、スリースターブックスの看板を掲げて「よし、ここでやっていくぞ!」と決意を固めるシーンは、まだリリカはインターンでしたが、仲間になれた気がして印象に残っています。改めてひとつのチームになれたというか…。
あと個人的に印象に残っているのは、前半に多かったラーメンを食べながらセリフを言うシーンです。セリフを言っていると、どこまで食べているのか分からなくなってテンパったりしました(笑)。食事のシーンは本当に難しいです。
それから、私ではないですが、第7話の麻雀をしているシーンで赤楚くんが、間違って雀卓にあるボタンを押してしまって…。お芝居なので、どの牌を取れば役になるみたいなものが細かく決まって設置されていたのに、全部崩れ落ちてしまって…。もう「あーーっ」って感じで(笑)。急いでスタッフさんが写真を見ながら「これかな?」「こっちじゃない?」みたいなことを言いながらセッティングをしていたのですが、私たちも「これだよ」みたいな感じで一緒に直して。なんかゲームみたいでした。こんなことがあってもピリッとせず笑えていたのは、このドラマのみなさんだからだと思いました。
――第7話のラストで宮村(町田啓太)と今吉(中村ゆり)が不審な動きをしていましたが、今後の見どころを教えてください。
第8話もこんなことが起こるの?という出来事の連続で、私の中でも台本をいただいてかなり驚きました。物語もガラリと動きますし、大丈夫?と思うことがたくさんある、ドキドキだらけの回です。それは会社だけではなく、それぞれが抱えている問題が爆発したりと本当に内容が濃くて…。ぜひドキドキして楽しんでいただきたいです。
そしてリリカでいうと、自分のことでいっぱいだったのが少しずつ周りに目を配れるように成長してきています。これから最終回に向けて、彼女の成長にも注目して楽しんでいただきたいです。
取材・文=玉置晴子