衛と優の掛け合いが魅力
まさにジェットコースターのように、目まぐるしくストーリーが展開していく本作。衛の波瀾(はらん)万丈な半生はもちろんだが、優の成長っぷりにも驚く。物語の序盤ではインターン生にもなれなかった優が、会社の重要なポジションを任されることになるなんて誰が想像しただろうか。
また、上場に向けての「スリースターブックス」の今後も気になるところだが、やはりなんといっても衛と優の掛け合いに引き込まれていく。夫婦間の問題や会社について真剣に話し合い、互いに信頼を深めていくシーンには思わずこちらの心も動かされる。
かと思えば、かわいらしい衛のヤキモチに対し、優が必死に弁明する姿はまさに“子犬系男子”そのもの。ほほ笑ましい二人のやり取りに、ほっこりすること間違いなし。さまざまな表情を感情豊かに表現する二人のギャップに目を奪われる。
ストーリーの展開は早いが、丁寧な描写とキャストの確かな演技力で見る者をひきつけてやまない本作。
こちらの予想をはるかに上回る展開で、息つく暇もなく、気が付いたらあっという間に1時間が経過していた。最終回に向けてどんどん盛り上がりが急加速していく「SUPER RICH」から目が離せない!