Awesome City Club・PORIN、“今年一番の思い出”は「紅白の会見での大号泣」
Awesome City Clubが12月10日、東京・六本木のビルボードライブ東京で開催された「USEN MUSIC AWARD 2021」に出席。「2021 年間 USEN HITランキング」のJ-POP部門で大1位となり、トロフィーが授与された。
atagi、PORIN、モリシーの3人によるユニット、Awesome City Clubは、2013年に結成されたグループで、今年2月に3枚目のアルバム「Grower」をリリース。同作に収録されている「勿忘(わすれな)」は各ストリーミングサービスで上位にランクインし続け、総再生回数が10億回を突破する大ヒットとなった。
atagiは「有線を和歌山の片田舎で幼い頃からずっと聴いていました。そこで1位になれたことを光栄に思います」と喜びを伝えると、モリシーも「何よりも1位を取ることが人生であまりないので(笑)、嬉しく思っています」と笑顔で語った。
「勿忘」のヒットによって、大晦日の「NHK紅白歌合戦」初出場も決定。PORINは今年の活動を振り返り、「紅白初出場が決定したことが今年一番嬉しい出来事だったんですけど、紅白の会見で大号泣したのも今年一番の思い出です(笑)」と明かした。atagiも「親孝行できず、ふがいない思いがずっとあったんですけど、ここでやっと親に恩返しができたのかなって、すごく嬉しい一年になりました」と、大躍進した今年を回顧。
PORINが「今年は『勿忘』という曲でたくさんの方に知ってもらえた1年だったので、来年はもっとAwesome City Clubを知ってもらいたいですし、愛していけるような活動をしていけたらいいなと思っています」と抱負を語り、atagiも「今年よりも来年。これからに期待されるミュージシャンでありたいと思いますので、誠心誠意、良い曲を一つ一つ作っていきたいです」と意気込んだ。
◆取材・文=田中隆信