濱田岳が主演を務める「じゃない方の彼女」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)の第10話が12月13日に放送された。人生最大の危機を迎えた雅也(濱田)に、深みのあるアドバイスを送る母・弘子(YOU)。同日に連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK総合ほか)で感動の名シーンを演じたばかりの2人が一転、“じゃない方”の個性派親子として再度、名コンビぶりを披露した。(以下、ドラマのネタバレがあります)
どこにでもいる普通の人生を送ってきた“じゃない方”の大学准教授・小谷雅也と、妻“じゃない方”の魔性系女子大学生・怜子(山下美月)との不倫を描く同作。第10話ではついに、妻の麗(小西真奈美)が雅也に「で、やめる気あるの?不倫」と直球質問。恐れていた事態が到来した。
震えと動揺が止まらない雅也だが、なぜか麗はその後もごく普通の態度。聞き間違いだったのかな、と雅也が翌朝目覚めると、麗と娘・沙織(宝辺花帆美)の姿が消えていた。
その晩、雅也の母・弘子がやってきた。麗とときどき女子会していたという弘子はすべてお見通し。「私を誰だと思ってんの?アンタは…不倫してる」とズバリ言い当て、狼狽する雅也を見て「やっぱりね…」。「してないよ!」と否定する雅也に「じゃあ、母さんの目を見てもう一回言ってごらん?」とダメ押し。生まれたての小ジカのように震える雅也を「ハイ、不合格」とバッサリ斬って、見事なコンビぶりを披露した。
不倫小説家である弘子は、言わばこの道の専門家。雅也と麗が迎えた夫婦の危機を「これは愛の中間テストかもしれないわね」と表現し、麗には「これが中間テストなら、2人で答えを出して、答え合わせしなきゃ。不倫をしたあの子を、これからも麗さんは愛せるの?」とアドバイス。雅也には「昨日帰ってきた時、麗さん家にいたんでしょ?答えが出てたんなら、あんたが帰ってくる前に出てってたわよ」とヒントを与えた。