工藤阿須加のコメント
――台本を読んでの感想、意気込み。
台本を読ませていただき、小五郎の芯の強さ、武士としての心得、最後まで信じ貫き通した思いに心が震え感動しました。
――時代劇を演じる上で楽しみにしていること。
小五郎の生きた時代の匂いを体現できるよう、見てくださる皆さまにこういう時代だからこそ感じてもらえる何かを見つけていただけたらうれしいです。
――夫婦を演じる相手(志田)の印象。
志田さんが出演されている作品は、自分が役者を始める前から拝見させていただいていて、人の心の本質を捉えてお芝居される方だなと思います。登場人物それぞれの感情が動く瞬間に目を離せなくなる物語なので、今回ご一緒させていただけることが幸せです。
志田未来のコメント
――台本を読んでの感想、意気込み。
いつの時代も女性は強くたくましく愛に溢れていると感じ、その象徴ともいえる恵津を演じさせていただけることがとてもうれしいです。しっかりと台本を読み込み勉強して、現場で感じる思いをお芝居に乗せられたらと思っています。歴史的な部分はもちろんですが、人を思う気持ちなどが丁寧に描かれているので、時代劇にあまり触れてこなかった世代の方々にも楽しんでいただける作品だと思います。
――時代劇を演じる上で楽しみにしていること。
今回、初めて本格的な時代劇に挑戦させていただきます。プレッシャーや緊張もありますが、以前、京都で撮影をしていたときに京都の皆さまが温かく接してくださり、包み込んでくださる空気を作ってくださったので、またその京都で初めて時代劇に挑戦できることが楽しみです。
――夫婦を演じる相手(工藤)の印象。
工藤さんの出演作品を拝見させていただいた時に目で感情を伝えられるすてきな俳優さんだなと感じました。真っすぐな小五郎さんと通ずるものがあられるのだろうなと、今回ご一緒にお芝居をさせていただくことをとても楽しみにしています。
プロデューサーのコメント
初めて工藤阿須加さんに京都の撮影所でお会いした時、その澄んだ瞳の奥に、主人公・小五郎の静かに燃える闘志を見た思いがしました。恵津役の志田未来さんとどんな夫婦を演じるのか、クランクインが本当に楽しみです。
「差別」「パワハラ」「格差社会」「権力の横暴」…江戸中期、信濃国松代藩を舞台にしたこの物語には、現代と共通する理不尽な社会が描かれています。厳然たる身分差、上の命令には絶対服従の世の中で、主人公・小五郎の「怒り」が爆発します。
時代劇だからこそ表現できる、命を懸けた激しい闘いと夫婦の切ない愛。それは時代を超えて迷える現代の人々に問い掛けることでしょう…「自分の命をどう使うのか」。逆境の中、彼らが自ら選んだ生き様に注目です。武士として、そしてその妻として…。
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