映画祭「AkibaScreening2021」が12月16日に東京・秋葉原のUDXシアターで開催され、映画「ホラーちゃんねる 樹海」の舞台あいさつに田中美久(HKT48)が、わちみなみ、瑛、愛原こなつ、KANJU、RAIKI、主題歌「虹彩の遺言」を担当した0.1gの誤算のメンバーらと共に登壇した。
本作は、自殺の名所として知られる“青木ヶ原樹海”を基にしたオムニバスホラー映画。女子高校生が「樹海に行く」と言ってから行方不明になった動画を目にし、人気YouTuberである吉岡楓(田中)も樹海に興味を持ち、行くことを決意。しかし、そこは絶対に行ってはいけない場所だった…。
田中は「何回か(公開が)延期になったので、舞台あいさつも含めて、無事に上映させていただけることにホッとしています。この映画を見ていただいて、帰る時に怖い気持ちで帰っていただきたいなって思います(笑)」と、まずは公開されたことへの喜びを伝えた。
撮影を振り返って、「虫がたくさんいました。夜中に撮影したので、ライトに虫がたくさん寄ってきちゃうんですよ(笑)。あと、急に雨が降ってきたりして大変でした」と樹海での苦労を話しつつも、「そういうのがあるからこそ、表情にもいい味が出ているんじゃないかと思うので、そこにも注目してください」と、その環境がホラー映画にいい影響があったと語った。
ホラー映画にちなんで、自身が体験した“ホラーな出来事”を聞かれると、「つい最近あったんですよ!」と話し始めた。「深夜に車で森というか山みたいなところを移動していたんです。急にドライバーさんが『おばあちゃんが出てきたら怖いね』って言ってきたんですけど、その瞬間、傘を持った白い服の女の人とシュッてすれ違ったんです! それで次の瞬間には消えていて…。見間違えかな?って思ったんですけど、よくよく考えたら、その日は雨が降ってなかったのにその人は傘を持っていて…。たぶん、見間違いだと思います(笑)。でも、樹海で何かにとりつかれたんじゃないかって怖かったです」というエピソードを披露。
最後は「監督、そしてここにいる皆さんと力を合わせて頑張って作った作品です。たくさんの方に見ていただきたいですし、たくさんの方に影響を与えられる作品になったらいいなって思います」と、メッセージを伝えて舞台あいさつを締めくくった。
◆取材・文=田中隆信