「恋がヘタでも生きてます」田中圭インタビュー「ゴリラマッチョな感じで出るかもしれないです(笑)」
恋に不器用な男女が繰り広げる大人のためのラブコメディー「恋がヘタでも生きてます」(日本テレビ系)。藤原晶の人気コミックを原作に、不器用で仕事一筋の男前ヒロイン・美沙を高梨臨、美沙の恋の相手・雄島佳介を田中圭、美沙の親友でセックスにコンプレックスを持つ・千尋を土村芳が演じる。等身大の男女が織りなすラブストーリー「恋ヘタ」をもっと知るためのスペシャル連載、第2回はニューヨーク帰りの“経営のプロ”雄島佳介を演じる田中圭が登場!
佳介は欠点が1つも見当たらない
田中演じる佳介は、仕事もプライベートもパーフェクトな王子様キャラ。美沙の働く会社の新社長として颯爽と登場したかと思えば、第1話で早くも美沙に「君と真剣につきあいたいと思ってる」とアプローチ! 13日放送の第2話では、高級焼き肉店で懇親会を開いて社員の心をガッチリつかみ、会社のトラブルにもスマートに対応。
そんな佳介について、田中は「すごく難しいです」と一言。「原作だと本当に完璧な王子様で、男性の僕が読んでいても『それは惚れるわ』って思うくらい隙がなく、欠点が1つも見当たらないんです。王子様っぽいセリフがすごくいっぱいあるんですよ。上司として『1人で頑張らなくてもいいんじゃないの?』『仕事を頑張っている君の熱い思いはわかるよ』ってやさしく言うんですけど、それって言い方1つ間違えると、すごく鼻につく奴になる怖さもあって」と気を引き締める。
英語のセリフ、かかってこいよ!
あらゆる場面でパーフェクトな佳介だけに、印象的なセリフも「メッチャありますよ」と田中。しかし自身とは若干の“温度差”もあるようで…。
「美沙に2回目に会った時に『また会えたね』って言うんですよ。『はぁ?』って(笑)。昨日、別れ際に『また明日』って言って帰っていって…。探しに来て『また会えたね』って、恥ずかしいじゃないですか。今はこのテンションだから、こういう風に言っていますけど、役を演じているときは『はぁ?』と思いながら言えない。そこの自分と役との温度差をなくす作業が意外と大事。じゃないとどうしてもセリフになっちゃうので、『もっと君のことが知りたい』とか、本当に臭いセリフをどれだけ臭くなくすかという勝負ですよね」
自身と佳介、重なる部分は「一切ないですよ(笑)」と断言。「うらやましいなとは思いますけど…。佳介は女性に慣れていて、自分に自信がある。多分、今までやってきたことがあって、彼の中では説得力のある自信になっているので、役作りという意味で言うと、僕は一番そこが心折れちゃいけないところだなと思っています。僕、ニューヨーク帰りって設定が結構あるんですけど(笑)、全然英語がしゃべれないですし、台本に英語が出てこないことを願っているところもちょっとありますけど、その時点で佳介に負けているんですよね。だから『英語のセリフ、かかってこいよ』と思ってはいます」と闘志を燃やす。佳介が華麗に英語を操る姿が見られるかも!?
恋愛の良さを自分の中に蓄積してほしい
佳介が“肉体美”を披露するシーンも見どころのひとつ。
「この作品にインする前にマネージャーから『脱ぐので体は鍛えておいて下さい』と言われました。僕、鍛えるのがそんな好きじゃない。でも、一応やっておこうくらいの気持ちなんですけど、それを聞いてカチンときて、『ゴリラマッチョで出てやるから』という風には言っているので(笑)。もしかしたらゴリラみたいな感じで出るかもしれないです(笑)。あんまりやらないでリアリティーのある感じに留めておくかもしれないですし、それはまだ探っています」と負けん気ものぞかせる。
不器用な男女が恋に翻弄される「恋ヘタ」だが、田中は「うらやましい」と口にする。「恋愛している人の話を聞くと『良いな』『うらやましいな』『楽しそう』って思うし、一喜一憂しているところもすごく素敵だなって思います。そこまで感情を揺さぶられる経験ってなかなかないと思うので、純粋に恋愛のよさ、恋愛の経験をどんどん自分の中に蓄積していってほしいなと思う。だから、恋愛をしてないという女性たち、男もそうなんですけど、そんな方たちに見ていただいて、『恋愛っていいな』『恋愛したいな』と思ってもらえるだけでも、すごく意味のあるドラマになると思います」