浅田真央「体、心、技術が付いてこなくなった」引退の真意語る
4月12日(水)19:00より、フィギュアスケーターの浅田真央引退を記念した特別番組「引退 特別番組 浅田真央26歳の決断〜今夜伝えたいこと〜」(フジテレビ系)が放送された。
4月10日(月)16:00、ブログでの引退発表から7時間前、浅田は子どもの頃から取材を受けてきた東海テレビのディレクター渡辺克樹に、独占インタビューで引退を決めた真意を語った。
「選手としてやる以上、人の心に残るようなことも大切かもしれないが、やっぱり結果を出していかなければ、選手としてやってる意味はないと思っているので、結果が出なくなっているのを自分で気付き始めて、体だったり心だったり自分の技術だったりが、どんどん付いていかなくなっていくのをすごい感じていたので、復帰する前とは現実は違うんだなと思いましたし、最終的には全日本で自分の結果を受け止めて、決めたことですね」
最後の舞台である2016年の全日本選手権フリーは、女子シングルス12位という結果だった。
「いつかはみんな選手を辞める時がくるが、私はまだまだできるって自分の欲もあったんですけど、昔だったらあの結果であっても強い気持ちでやっていけたのが、そういう気持ちにはなれなくて」
12日に行われた引退記者会見では、浅田は涙をこらえる場面が何度かあったが、姉の浅田舞によると「今日は泣かないんだ、と言って出発したが、最後の言葉をって掛けられた時に、これまでの感謝の思いとか自分のこれまでを振り返った時にググッと込み上げてくるものがあったと言っていました」とのことだった。