Little Glee Monsterのmanakaがソロプロジェクト・cat marchを始動させるというニュースが発表された際、ファンの間では喜びの声とともに心配する声も上がった。
2020年末にメンバーの芹奈が病気療養のための休養に入ったことで、2021年は4人での全国アリーナツアーを敢行。2021年6月からの半年間に及ぶ全国ホールツアーで復帰し、5人が再結集を果たしたばかりという時期でもあった。
また4人になってしまうのではないか?
ソロ活動を優先させるために、いつかグループを卒業してしまうのではないか?
そんな不安に陥ったファンが多数いたことは想像に難くないが、manakaは「リトグリをやめてソロに専念するっていう考えはまったくない」と全力で否定した。
「断言しておきたいんですけど、7年間もいろいろ気持ちを積み重ねてきたグループなので、そんな簡単にやめるという選択肢は私の中にないです。あくまでもリトグリが軸ということは絶対に揺るがないし、そこは絶対的に安心してもらいたい。リトグリが好きな気持ちは変わらないし、リトグリでしかできないことはたくさんある。そもそも、このソロプロジェクトもリトグリでいるからこそやれている部分もあるし、私にはやめる選択肢はないですよね。グループはグループで、これからも変わらずに5人で楽しいものを作り続けたいし、同時に個人としても頑張っていけたらいいなと思っています」
自分で楽曲を作り、歌うことをやっていきたいという思いがあった
グループの最年少である13歳で加入した2000年生まれの彼女は、2020年12月に20歳の誕生日を迎えた。ソロ活動への準備はコロナ禍に入った2020年の前半から始めていたそう。
「いつか作詞作曲も含めて、自分で楽曲を作って歌うことをやっていきたいという思いがあったんですね。具体的な提案ができるようになるまでは温めておくつもりだったんですけど、ライブが全部無くなった時に、パソコンで打ち込みの勉強を始めて。自分自身でやりたいことが具体的に提案できるようになったという確信があったので、21歳になるタイミングでソロを始動できるように動いていこうという形で頑張ってきて、ようやく、今という感じです」
彼女が言う「やりたいこと」とはなんだろうか。
「言葉にするのは難しいんですよね。楽しい時や悲しい時とか、何気ない日常の中でも特に感情がはっきりしているシチュエーションで、一曲でも誰かにとってこういう気分の時にこれが聴きたくなるっていう曲を作っていきたいんです。例えば、私は、交差点を渡る人を眺めながら、『この画にどんな音楽があれば面白いかなぁ』とか、そういう空想からアイデアが湧くことが多くて。だから、ジャンルは本当に幅広いんですね。実際に聴いてもらわないと、こういうジャンルっていうのが言いにくいなと思います」