ライブ終盤、メンバーひとりひとりが挨拶
嶋崎&西村&當間トリオは、重低音が響くクラブミュージック「Black&White」をオラオラ系ダンスで激クールにパフォーマンス。そして5人そろって「YSSB」「Try&error」をセクシーかつパワフルに歌い踊り、見る者に息つく暇を与えない。
そして終盤、「大人への一歩の狼煙をあげる」(當間)、「5人で何度もぶつかり合いながらセットリストを考えた」(岡崎)、「自分たちができることを全力で。今、考えられる最高のコンサート」(嶋崎)、「Lilかんさいでアリーナコンサートが目標」(大西)、「Aぇ! group、Boys be&AmBitiousの公演を見てプレッシャーを感じたが、締めに値するような公演に」(西村)とそれぞれが挨拶し、ラスト曲「My dreams」へ。
夢に向かって一歩ずつ歩んでゆくこと、そしてファンのみんなをその場所へ連れて行くことを誓う関西ジャニーズJr.が大切にしてきたこのバラードを、静かに、そして力強く歌う5人。ゲネプロにもかかわらず感極まった様子の彼ら、中でも嶋崎は唇を震わせ涙をにじませていた。
2022年3月には5人中4人が高校を卒業。“メンバー全員現役高校生”ラストイヤーを迎えるLilかんさいの、青春とフレッシュさと大人への脱皮を感じさせる、こん身の単独ライブだった。
「関西ジャニーズJr. LIVE 2021-2022 THE BEGINNING ~狼煙~」は2022年1月2日(日)~5日(水)に大阪城ホール(大阪府)で7公演、9日(日)・10日(月)には日本ガイシスポーツプラザガイシホール(愛知県)でも開催される。
取材・文=青柳直子
※嶋崎斗亜、岡崎彪太郎の崎は正しくは「立つ崎」
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