印象に残っているバレンタインデーの思い出は「学校の引き出しに『チロルチョコ』が2つ入っていたんです」
――ところで、崎山さんご自身はスイーツお好きなんですか?
スイーツは好きですよ。今は冷蔵庫に「きのこの山」と「たけのこの里」が両方入ってます(笑)。チョコレート系が好きですね。
――チョコレートといえば、作中でもバレンタインデーのエピソードが描かれますが、バレンタインで印象に残っていることはありますか?
小学校の頃の話で、そんなにたくさんもらったっていう記憶はないんですけど、一番うれしかったのは学校の引き出しに「チロルチョコ」が2つ入っていたんです。
誰からかは分からないんですけど、道具箱を開けたら「チロルチョコ」が2つ出てきて、「何だこれは!?」と思いながらも小学生だから周りに「もらった!」とも言えず、うれしさをかみしめながら持って帰って家で食べたっていう、それが印象に残ってますね。
誰からかは今も謎のままなので、もしこのインタビューを読んで「私だよ!」っていう人がいたらご一報ください(笑)。
2021年は「自分の中で考え方が変わった年でもありました」
――2021年の振り返りもお聞きしたいと思います。2021年は新しい事務所に所属されて、今後振り返った時に転機と言える年にもなるかと思うんですが、ご自身で2021年を振り返ってみていかがでしょうか?
2021年は音楽もやらせていただいていて、音楽もお芝居も、自分の中で転機というか考え方が変わった年でもありました。
Billboard Liveという素敵な場所でワンマンライブをやらせていただけて、コロナ対策でお客さんはマスクをしていたんですけど、それでもマスクの下の表情が分かるくらいの距離感、身体的いうより精神的な距離の近さを感じられて。
もちろん、自分も含めた音楽チームで一緒に作った空間ではあるんですけど、やっぱりそこにお客さんがいて、その中で自分の言葉で自分の音楽を届けるということについてすごく考えさせられたライブでもありました。
歌詞を書かせていただいたりもしてるんですけど、崎山つばさが聴いてくれる人にどう音楽を伝えたいかとか、どういう言葉を伝えたいかとか、音楽の届け方をすごく考えさせられたので、それは1つの分岐点として考えて、今後も大事にしていきたいなと思いました。
お芝居に関しても、舞台、ドラマ、映画といろいろ挑戦させていただいて、それぞれ短期間ではあるんですけど、その中で役柄の人生を“生きる”っていうことがどれだけ当たり前じゃないことで、大変で、苦しくて、楽しいことか…2021年はいろんな感情に触れました。
これも1つの分岐点になるのかなっていうところがすごくあって、演じることの尊さというか、演じることは当たり前じゃないんだなっていうのはすごく感じましたね。
――では、最後に2022年の展望や目標を教えてください。
あんまり目標とかは立てないタイプなんですけど…(プロデュースしている)レトルトカレーの第3弾ですかね(笑)。
でも、それに限らず新しいことに挑戦したいという気持ちはすごくあるので、枠にとらわれず、お芝居と音楽以外でも面白いものを作っていけたらいいなって思っています。