1月13日、俳優の北村匠海が、東京・東京ビッグサイトで開催された「第33回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」表彰式に登壇した。
この賞は、過去1年間を通じて「最も輝いている人」「宝石が似合う人」、そして「今後もさらにジュエリーを身につけてほしい人」に贈られるもので、10代から60代以上の世代別部門、男性部門、特別賞に分けて選考が行われる。
「男性部門」を受賞した北村は、「伝統ある賞をいただいて光栄に思っております」とあいさつをし、「僕自身、ファッションが好きですし、ヴィンテージのアクセサリーを高校生の頃から身に付けています。自分の好きなものを身に付けて、背中を押されたのを覚えています。それはアーティストや役者という職業にも当てはまるなと思っていて、届けるエンターテインメントも誰かの日々を照らしたり、勇気を与えたり、背中を押したりしてるんじゃないかなって。この賞をいただいたので、いろんなものを背負って、ジュエリーに負けないように届けていけたらと思っています」と新たな決意を言葉にした。
北村は表彰式の後、囲み取材に応じ「僕が持っているアクセサリーは男くさいものばかりなので、こういう男女の垣根も越えるジュエリーを今まとってみると、きらびやかな気持ちになります」と受賞の喜びを改めてかみ締めた。そして、「母が喜びますね、ジュエリーが好きなので(笑)。学生時代は賞をもらえる学生ではなかったので、こうやって賞をいただくたびに実家に飾られているんですけど、息子がこういう場に立っているのがうれしいみたいです」と、うれしそうな表情を見せた。
ジュエリーを贈りたい人を聞かれると「全然検討もつかないです」と答えつつ、「父と母、弟がいる4人家族で過ごしてきたんですが、父とは趣味が似ていて、そういう話をしたり、母とは他愛もない世間話をして、弟とは料理を作ったり。何でもないことかもしれないけど、あったかい家族なんです。いつかそんな家族が持てたらいいなって思います」と理想の家族像を明かした。
最後は、「初めてアクセサリーを手に取ったとき、漠然とですが自信がついたというか、自分が過ごす日々が彩られる感覚がありました。自分がやっている仕事も、誰かの明日を照らしたりできれば。映画だったり、音楽だったり、触れてくれる人の心を動かす仕事なので、日々を彩るような表現を発信していきたいですね。そうなるためには自分も輝いてなければいけないですし、内から輝きがにじみ出るような役者、アーティストになりたいと思っています」と今後の抱負を語って締めくくった。
「第33回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」はこのほか、「10代部門」で芦田愛菜、「20代部門」で広瀬アリス、「30代部門」で佐々木希、「40代部門」でアンミカ、「50代部門」で真矢ミキ、「60代以上部門」で宮崎美子が受賞。そして「特別賞」は元プロ卓球選手の水谷隼氏が受賞した。