「匠海くんのカッコ良さを感じました!」
北村:それは本当にそうで、“彼女”はズルいし、“僕”はつらいよね。だからこそ“僕”は「俺といたら、きっと楽しいよ」と言ったんだと思うけど、そう言うしかなかったんだと思います。もし僕が“僕”であっても、多分そう言っていると思う。
井上:そう言うしかない、というのは切ないですよね。でも、それが自分だったらと考えると…。いや、それでも「俺といたら~」とは言えないかも。自分で言うのも変かもしれませんが、僕はシャイな性格なので、そんな状況でも「また!」とかでごまかしている気がします(笑)。
北村:多分“僕”としても、その言葉を言ったのは最大のカッコつけだったんじゃないかな。だからこそ、それしか出てこなかったんだと思う。
井上:そう考えると、もう切なさしかないですよね。“僕”の場合は消去法でその言葉を選んだのかもしれないけれど、今の話を聞いて、匠海くんのカッコ良さを感じました!
北村:恋は盲目と言うけれど、僕はその盲目さも悪くはないと思っていて。ただ、このまま“彼女”との関係を続けると、自分が傷つくと分かっていながらも、自分だけはそうならないと信じようとするのは、ある意味、“僕”の弱さなのかなと。僕自身もそうでしたが、そんな彼らの青春や恋愛に対するもがき、葛藤に共感してくださる方も多いのではないかと思います。ぜひ、皆さんの“あの頃”を思い出し、映画を楽しんでいただけるとうれしいです。
取材・文=馬場英美
12月31日(金)公開
出演:北村匠海
黒島結菜 井上祐貴
山中崇 楽駆 菅原健 高橋春織
三島ゆたか 岩本淳 境浩一朗 永島聖羅 木崎絹子 寺田ムロラン 田原イサヲ
わちみなみ 新田さちか 宮島はるか
佐津川愛美 高橋ひとみ / 濱田マリ
監督:松本花奈
脚本:小寺和久
原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」(幻冬舎文庫)
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」(TOY'S FACTORY)
配給:パルコ
公式サイト:akegata-movie.com
(C)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会