≠MEがアイドルとしてさらなるスキルアップを目指すべく、芸能界を中心にさまざまな"先輩"からあらゆる物事を学んでいく冠バラエティ番組「≠ME 先輩、も~っと教えてください!!」。
1月28日(金)放送の#20では、"先輩ゲスト"の紫吹淳から2週にわたって演技について学ぶ後編を。前回、紫吹に演技力をチェックしてもらった≠ME・落合希来里、蟹沢萌子、鈴木瞳美、谷崎早耶、冨田菜々風、永田詩央里の6人が、往年のドラマの名シーンの再現や3つのお題に沿ったエチュードにチャレンジする。
今回、収録を終えた蟹沢、谷崎、永田にインタビューを行い、収録の感想や紫吹の印象、今後やってみたい役柄などについて語ってもらった。
――収録はいかがでしたか?
蟹沢「前回はみんな、紫吹さんが来てくださっていることに緊張して固まってしまっていたのですが、今回はだんだん緊張もほぐれてきて、みんなの表情がどんどん生き生きしていたなと思いました(笑)。紫吹さんに教えていただいたことはすごく貴重なことばかりだったので、これからの活動にぜひ生かしていきたいなと感じました」
谷崎「私は、ノイミーに入ってからMV撮影で演技をさせていただいたのがきっかけで、お芝居にすごく興味を抱くようになりました。アイドルの活動では、谷崎早耶のいろいろな姿を見ていただくことがメインだと思うのですが、お芝居は自分ではない自分になれるのがすごく楽しいなと思います。だからこそ、ドラマの名シーンを自分の想像を膨らませて演じたり、エチュードで自分以外の人になれたのがすごく楽しかったです」
永田「私は、本当にお芝居が苦手で...(苦笑)。前回の収録は、大スターの紫吹淳さんの前でお芝居をするということ自体が失礼にならないかと本当に怖かったのですが、紫吹さんが丁寧に細かく教えてくださったので、今回はすごく楽しみながら収録することができました。本当に貴重な機会をいただけて、自分にとって特別な日になりました。今はまだまだですが、いつか力がついたら演技のお仕事もしてみたいなって思いました」
――紫吹さんの印象は?
蟹沢「元々テレビで拝見させていただいていた大女優さんなので、初めてお会いした時にすごく圧倒されて...。流れている空気感がすごく優雅で、存在が美しいんだなっていうのをすごく感じて、すごく緊張してしまったんですけど、とてもお優しくて!一人一人に対して『ここが良かった』『ここがもうちょっと』と、細かいところまで的確に指導してくださって、どんどん緊張がほぐれたのは、紫吹さんのおかげだなと感じました」
谷崎「私は前日からずっと緊張していて、お会いしてさらに緊張してしまって、番組が始まった時にはもうガチガチだったんですけど、紫吹さんは本当にお優しくて!しかも、番組の最後に『いつか共演できるように頑張りましょうね』と、すごく温かい言葉を掛けてくださったのがすごく印象的でした。いつか本当に共演できるように頑張りたいなって思いました」
永田「纏っている空気感が本当に別次元で、心から『住む世界が違う方だな』って思いました。収録中も一つ一つの所作がすごく素敵で優雅で、『見ていて目が離せなくなるくらいすごく魅力的な方だな』と感じました。あと、私たちが演技を始める合図として『よーい、アクション!』と声を掛けてくださったのですが、その『アクション!』の発声が本当にきれいでカッコよくて!『これを録音して毎朝聞きたいな』と思うくらいでした」
――収録では往年のドラマの名シーンの再現に挑戦されましたが、皆さんの印象に残っている名シーンを教えてください。
永田「ドラマ『失恋ショコラティエ』('14年、フジテレビ系)で石原さとみさんが演じられたヒロインの紗絵子さんがコツコツとヒールを鳴らしながら歩くシーンがすごく印象に残っています。石原さとみさんの出すオーラがすごく素敵でかわいくて、その姿に憧れて廊下を歩く時に動きをまねしながら歩いたりしてました(笑)」
谷崎「私は映画『君の膵臓を食べたい』('17年)が大好きで、ヒロインが亡くなってしまった後で主人公がヒロインの日記を読むシーンがあるのですが、そこは観ていてすごく感情移入しました」
蟹沢「映画『レオン』が一番好きな映画なのですが、そのラストシーンがすごく印象的です! 主人公が命を落としてしまうのですが、その時の時間の流れ方とか主人公の表情とか、言葉がないのに伝わってくるものがあって名シーンだなって思います。今日、紫吹さんが『感情を表す時に、たくさんの言葉は必要ない』とおっしゃっていて、それを聞いた時に『レオン』のラストシーンがフラッシュバックして、『なるほどなぁ』と一人で納得しました(笑)」
――今後、演じてみたい役や出演したい作品はありますか?
永田「学園もののドラマで、教室の窓際の席で外を眺めている女の子とか(笑)。無口だけどキャラを隠し持っていて、第6話くらいで隠されたキャラが明かされるみたいな役をやってみたいです」
谷崎「漫画が実写化された学園ものが好きなので、そんな学園ものの主人公の親友役がやりたいです。親友として主人公の恋を応援してサポートする役!実際の高校時代で青春っぽいことができなかったので、別の自分として青春を味わってみたいなと思います。ただ、自分が恋愛をするのは想像がつかないので、主人公ではなく親友役がいいです(笑)」
蟹沢「演じることが好きなので、何でもやりたいというのが本音なのですが、強いて挙げると、女の子の仲良し4人組が主人公の青春物語みたいな作品とか楽しそうだなって思いますね。あとは、自分の性格にはない要素を持っている役にも挑戦してみたいです!元気ではつらつとした女の子とか、漫画『からかい上手の高木さん』の高木さんのような、好きな男の子をからかっちゃうちょっと上手な女の子とか(笑)」
――最後にファンの方、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!
蟹沢「今回は、私たちが演技に対して思っていたことや不安だったことが180度変わった回だったなと感じました。紫吹淳さんのご指導の下、メンバーが殻を破った新しい一面や、メンバー同士で『即興でこういうことができるんだな』と知らなかった可能性が互いに見られた回だったなと思うので、ぜひお楽しみください。そして、ノイミーのお芝居を楽しみに思っていただけたらうれしいです」
文=原田健