『新しい視点の謎解き』を考えようと常に切磋琢磨しています
ーー『今夜はナゾトレ』で出題している問題はどのように作っているのですか?
コンセプトは誰も見たことがないもの。問題の中にひらめきが1つなきゃいけない。だから既視感のある問題って過去問を解いているのと同じ感覚になってしまうんですよ。それでは面白くない。そうならないために、サークル内でナゾトレ用のチームを結成して、メンバーには毎回必ず1問作ってもらっています。みんな『新しい視点の謎解き』を考えようと常に切磋琢磨しているので、良い問題が多くできていますね。
ーーイベントとはまた違ったテレビ独特の反応を楽しめるのでは?
全国の人が問題を解いて楽しんでいるのがTwitterなどで分かるので、いつもメンバーと喜んでいます。特に小学生や主婦の方って生の謎解きイベントに参加するのはハードルがあると思うのですが、気軽に謎解きを楽しんでもらえているのは嬉しいですね。
ーーレギュラーメンバーに加えて、ロザンの宇治原さんなど毎回強敵も参加していますが、プレッシャーは感じますか?
僕たちは、学歴の高い人や優秀な成績を収めている人に向けて解けない問題を出題したいのではなく、あくまで1つのひらめきで誰でも分かるように作りたいと思っています。だからこそ、答えに導くような伏線やヒントを問題の中にちりばめているんです。小学生でも一定数回答できるような問題を制作するのが難しいですね。
ーー番組に出演したことでAnotherVisionの知名度も爆発的にアップしました。これからの目標を教えてください。
謎解きっていう文化がクイズと比べてまだまだメジャーではないので、全国に広めたいです。「謎解きって誰でも解けるありふれたもので、答えが分かると、こんなにも爽快感があるものなんだよ」っていうのをみんなに知ってもらうことから始めようかと。その結果、どんどん広まってクイズと同列の知名度まで上げることが目標です。
AnotherVisionが出題する問題が増量します
ーー5月に番組の関連本が発売されるそうですが、どんな内容になりますか?
番組で出題されたものはもちろん、書き下ろしの問題も入っています。どうすれば読んでいただける方に楽しんでもらえるか、いろいろ考えながら制作しています。『今夜はナゾトレ』が好きな方って、誰かに問題を出したくなる欲求があると思うんですよね。その場合に本があるとすごくやりやすい。出題された方がハマってまた謎解きが広がっていく…。普段テレビを見ない方でも書店で購入してくれたら番組を見るきっかけになるかもしれないですから。
ーー最後に4月18日(火)放送分の見どころを教えてください。
視聴者の方の応援のおかげで、AnotherVisionが出題する問題が増量することになりました。楽しみにしていただければ嬉しいです。あとは、一般の方から謎解きの問題を募集するプロジェクトも始動します。自分でも作ってみたいって思う方も多いと思うのですが、僕たちはそういった方々を歓迎しています。これから、いただいた問題を紹介することも増えると思うので、ぜひ参加してほしいです。