映画「嘘喰い」(2月11日公開)に日雇いフリーター・梶隆臣役で出演する佐野勇斗が1月19日に行われたジャパンプレミアに登場。自身のユニークな“ゲン担ぎ”を打ち明け、共演陣からツッコミを入れられる一幕があった。
「僕は一番普通のキャラクター」
原作は、シリーズ累計880万部(全49巻)を突破した迫稔雄の人気ギャンブル漫画。この日のジャパンプレミアには佐野のほか、主演で班目貘を演じた横浜流星をはじめ白石麻衣、本郷奏多、櫻井海音、村上弘明、三浦翔平、中田秀夫監督が登壇。作品やキャラクターの魅力について語った。
梶は、“俺の人生クソみたい”と斜に構えた借金苦の日雇いフリーター。貘によって闇金の取り立てから助けてもらい、貘の生きざまに憧れるようになる。
梶を演じるにあたり佐野は「皆さんちょっと現実離れしたキャラクターなので…。普通に人を殴ったり拳銃出したりするキャラクターの中で、僕は一番普通のキャラクターだったので、(客席の)皆さんと同じ目線に立ってお芝居できるように意識しました」と、役柄への思いに言及。
主演の横浜とは現場でたくさんのことを話したという。撮影前後で横浜の印象が変わったかを問われ、佐野が「変わりましたね。流星くんに対してクールなイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、たくさんしゃべってくれるんです。仕事のこともプライベートのことも話しました。僕のことを一番知ってくれているかもしれません」と語ると、横浜も「それはないんじゃない?(笑)」と照れ笑いしつつ「話すね、結構すごい」とうなずいていた。
横浜も、現場での佐野に頼もしさを感じていた様子。「梶はある種、もう一人の主人公なので。皆さんは梶に感情移入すると思うのですが、個のキャラクターが強い中で。勇斗はいい塩梅で梶を作ってくれたし、勇斗の人懐っこさと梶のフラットな感じがすごくマッチして、魅力的な梶になってるなと感じました」と絶賛した。