山本昌がMCを務める「マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~」(スポーツライブ+)#29(1月29日放送)に、史上3人目の両リーグでの本塁打王、41歳のシーズンで史上最年長100打点を達成した山崎武司(※「崎」は正しくは「立さき」)が登場。
番組では、山崎の野球を始めたきっかけからプロになるまで、3チームを渡り歩いた選手時代など知られざる半生を振り返るほか、"闘将"星野仙一監督や "名将"野村克也監督とのエピソードが明かされる。
収録後、2人を直撃し収録の感想を聞いた。山本は「しょっちゅう会っていて、よく知っている人なので、『(MCとして)いろんな話を引き出さなきゃ』と思っていたんですけど、逆によくしゃべってくれて、僕の知らないことまで話してくれて助かりました(笑)」と笑顔で語り、山崎は「昌さんの看板番組なので『いつ呼ばれるのかな』とやきもきしていました(笑)。お互い腹の内も、皆さんに言えないことまでも知っている仲なので、違和感なく楽に楽しくやれました」とにっこり。
また、中日ドラゴンズのレジェンド選手である2人に、今年活躍が期待できそうな中日の若手選手を尋ねると、山本は「まずは石川昂弥だよね。石川に関してはこれから報道もガンガンされていくでしょうし。ピッチャーだと高橋宏斗が一番期待されてるんじゃないかと思いますけど、僕はダークホースで清水達也も期待していますね」と告白。
一方、山崎は「昌さんが挙げてくれた石川、高橋は若手の筆頭なので注目度もそれなりに高いですよね。そんな中で、もう一つドラゴンズの注目ポイントは外野手なんですよ。去年のドラフトのブライト(健太)と鵜飼(航丞)、福元(悠真)!今(ポジションが)2つ空いているので、特にブライト、鵜飼がひょっとしたら開幕スタメンに入るんじゃないかというところもあると思うので、ルーキーもすごく注目したいと思っています」と語ってくれた。
番組では、中学時代に陸上や相撲で全国大会に出場したという山崎の強靭な肉体を裏付けるエピソードが紹介されるほか、「高校時代は全く練習しなかった」という驚きの告白に、盟友である山本も「とんでもないな...」とあぜんとなる。さらに、「山崎武司豪快伝説」では、"サイズ違いのバットで本塁打王""スパイクなしで3割越え""手首ケガしてホームラン"など規格外の逸話を公開。
そんな中、生涯ドラゴンズの山本が「1度、野村監督の下で、どんな野球をやるのか経験してみたかった」と漏らし、山崎に「どんなミーティングするの?」と前のめりで尋ねる一幕も。山崎が語る星野監督や野村監督との秘話から、両名監督の人となりも垣間見える。
文=原田健